谷口楽器でのSUB30イベント動画公開!!

先日行なわれた谷口楽器でのSUB30 Ultra Bend のイベントのデモ演奏がアップされましたー。かなり好き勝手に吹きまくっておりますが(笑)見てみて下さい。




平良須門(たいら しゅもん)君も1曲参加してくれました〜

もうみなさんは試されましたか?このハーモニカは実に奥が深い…。このハーモニカはブレンダンパワーさんの長年の夢でもあった作品。それゆえにこだわりもハンパではなく、絶対に外部に情報がもれないように、と入念に進めてきた企画でした。基本的に(世界中のあらゆる)プレイヤーにも情報は一切出さないように、とのことだったようですが、コウエイには意見をもらってくれ、と一応ブレンダン兄ちゃんから許可が出てたので、実は僕はだいぶ前から試していました。発売された時にある程度吹けるようにしておかないといけませんしね。でもこのハーモニカは奥が深く、だいぶ慣れてきましたが、まだまだ存分には使いこなせていないというのが正直なところ。まだまだ見つけていない秘めた部分がありそうで、底知れない面白さと難しさを持ったモデルだと感じています。やはり普通の10ホールとはコントロールするポイントが違うので、相応な練習が必要ですね。どのように使いこなすかは、プレイヤー次第。ここから新しいものが生まれてくるかも、と思うとワクワクするね♪♪

とはいえ、10ホールが吹ける人はすぐにある程度吹きこなすことが出来ますし、十分に遊べる。
ただし、中を開けた人はその構造にびっくりするかもしれませんが、普通の10ホールとは較べものにならないほどに複雑。それゆえに調整もとても難しく、かつデリケート。リード調整をいじくると吹き心地がすごく変わります。パワフルに吹きたいのか、繊細な演奏でベンドを軽くコントロールしたいのか、厳密に言えばそれによっても調整具合が変わってくるでしょう。あっ、それは普通の10ホールも一緒か(笑)

アメリカではかなり物議を醸しているようで、いや〜いい感じやね〜(笑)僕が先日自分でアップしたYouTubeでの演奏も論議があり、否定的な意見も結構あり、いや〜楽しいね〜(笑)いずれにしても気になってるってことだからね。今これだけ話題を呼べるハーモニカを作れるのはスズキだけでしょう。もっともっと世界のハーモニカシーンを揺るがしてほしいし、自分のプレイでも揺るがしたいものだ。欧米ではアジアに対する偏見や差別的な感情を抱いている人も実際はいるので、そこらへんの感情が入っていたらとても悲しいことではあるけど、それでも実力で立ち向かっていきたいものだね。販売価格で悪い話になっている部分があるらしいけど、その辺は代理店が価格設定するものだから、スズキ社自体もちょっと困ってるようですが…。

どういう音楽、どういう奏法、どういうアプローチをするのが、このハーモニカにとって一番フィットするのか、是非みなさんも探ってみて下さい。ちなみに、もう終了してしまったようですがドラマの「ビューティフルレイン」でのレコーディングには、このSUB30を使ったのです!(この機種の発表もされてない頃だったので公表出来ませんでしたが…)。クロマチックよりも断然10ホールが合う曲調なのに、一部分だけ普通の10ホールでは出ない音がある。もちろんオーバーブローで出せるけど、その部分はメロディー的にも「おいしい」部分なので、オーバーブローの音質だとちょっとフィットしない…。そんな時にこのSUB30はバッチリだったのです♪♪ だからそういう使い方がやはり一番このハーモニカが活きるのかな〜とは思いますね。プロの10ホールプレイヤーでレコーディング仕事の際に、フレーズ、音使いの面で困ったことがある人は多いと思います。現場では10ホールプレイヤーにとって困ってしまうような要望をされることは沢山ありますからね(笑)仕事面では、本当に便利なハーモニカです!
(現状ではキーが出揃っていないので、キーが合えば、という前提はありますが、このハーモニカが売れて、定着して、全てのキーが出ることを切望します!)

    谷口楽器でのSUB30イベント動画公開!!” に対して6件のコメントがあります。

    1. bunji より:

      いや〜、実に扱いにくく、それだけになんとかしてやろうと思う楽器ですよね〜(笑)。僕はある人(あの例の人)のブログで今Manjiのカバーをつけ、その上SUB28、つまり元々ベンドできるリードを押さえ込んで使う、と言うことをやっています(笑)。こんなことすると鈴木楽器の人に怒られそうですが、そういう自分なりのカスタマイズも有りの楽器かなあと思います。まだまともに使いこなせていないのですが、可能性はスゴく感じますね。2ndで使っていた時に、「この音がベンドできないかなあ」と思っていた音がベンドできるのは大きいです。でもこの楽器は単なるブルースよりも、よりメロディックに吹く方が似合う楽器ですよね。だから一度自分に課題曲を与え、そこから馴れて行く方がいいのかなあと思っています。まあ面白い楽器であることは間違いないですね。そしてあのサイズで、あの音色で実現したことが素晴らしい。ブレンダンのアイデアと鈴木楽器の技術力の賜物だと思います。光栄さんもどんどんデモンストレーションをアップしてください。

    2. koei より:

      おっ、早速カスタマイズですな(笑)ベンドリードを押さえ込むというのもある意味アリだと思います。それによりレスポンスは上がるでしょうからね。

      僕もいろいろやってみてますが、ノーマル状態で良さを引き出すことに一番面白さを感じたので、基本はノーマルのままかな。ベンドでの半音使いももちろん特徴的ですが、今はコイツにしか出せない音色の探求にも興味がありますね〜。

    3. Katsuya より:

      私は、いじくり過ぎて、後戻り出来なくなりました。
      とことんやるしかないですね。

      言い忘れてたことが一つ。SUB30のボディの色がグッドです!

      bunjiさんの言う「ある人」とは、どなた様ですか?

    4. koei より:

      まぁ最初の一本は研究用でも良いのではないでしょうか。SUB30の調整は奥深いですからね。
      ボディーが白いハーモニカは他にないから、遠くからでもすぐにわかりますねー。「ある人」ってあんたに決まってるでしょ(笑)

    5. 平松悟 より:

      SUB30楽しいですね。
      この動画を元に、生徒さんに勧めまくってます(笑)
      ジョージアはB♭のSUB30ですか?

    6. koei より:

      そうです、Bbです。現在、このキーはラインナップにありませんが、やっぱりジャズにはBbのハープがどうしても欲しくなってしまうので特注で作ってもらいました〜

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です