2008/9/7 日曜日

スズキ家訪問日記♪

Filed under: Harmonica — koei @ 23:20:15

6日の中目黒・楽屋ライブ、お越しいただいたみなさま、本当にどうも有難うございました!!おかげさまでまた満員状態でバンドメンバー共に喜んでおります。先日のセミナー同様に、2部ではかなり時間オーバーしちゃったねー、1時間半くらいやってたもんね(笑)。次回の楽屋ライブは10月21日(火)です。今度はグレイトなギターリスト「小畑和彦」さんがゲスト参加いたします。そして今年最後の光栄バンドでのライブになります。平日でお忙しいとは思いますが、是非また遊びに来て下さいね!

さて、スズキ楽器製作所訪問日記です。

9月1日の13時過ぎに浜松のスズキ本社到着。そこから19時半くらいまで6時間以上ぶっ通しで、営業、開発、貿易(アメリカ担当)の連中とひたすらハモニカ談義(笑)給食室で(笑)

現在開発中のクロマチックハーモニカの試作品の数々を試奏。まだ試作も試作段階なので、詳細はお話し出来ませんが、比較的購入しやすい価格帯での、高いクオリティーの物です。かなり期待大!!今から言っておきますが、これが出来た時には僕はファビとこれを使い分けて演奏することになるでしょう。ファビは素晴らしいハーモニカですが、樹脂製ボディーの音色が欲しいときも実は結構あるのです。ファビの設計思想をふんだんに活かしながらも、また別の魅力あふれる商品になること間違いなし!みんなで期待しましょ!(と、開発陣にプレッシャーをかける(笑))

材質の違う物でいくつかのバージョンを試作中。当然どれも微妙に音色、吹き心地が違います。新しい物を開発する際にはいつも付きまとう問題ですが、どれがベストなのかの判断に困る困る。「いっそ、2バージョン出しちゃう?」最近の社内で良く出てくるセリフ(笑)外部の人間から見てても、そりゃ〜無謀過ぎるだろ!スズキさん!(笑)
でも、さんざんこれらを試して、最後に僕がカスタマイズしたSCX64を吹いたら全員一致で「それ、すごいイイー!」と(笑)この「カスタマイズSCXを越える」こともテーマの一つになりました(笑)自分で改造したものがメーカーの人間を唸らせたことが単純に嬉しいおいら(笑)

10ホールズの現在設計中のものも試奏。これがまたかなりゴキゲン!無事に(?)1本「くすねて」きたので、なにかの折にライブで吹いてみよっと♪

そして、先日行われたアメリカでの「HARMONICA SPAH」の映像を説明してもらいながら鑑賞。プロもアマチュアも関係なく一緒のステージに上がる。いいよね〜!こういうのはすごく良いと思う。アマチュアと言ってもみんな上手い!バーでのジャズセッションでは、プロが吹いているところに、「俺にもソロ吹かせろ」とおじいちゃんとか普通に乱入(笑)実にいい♪ウィリアムギャリソンも吹いてましたよ〜。そのセッションでFABULOUS(クロマチック)の試奏も兼ねて吹いている人達も沢山いましたが、「これ持ってみろよー」といろんな人に手渡しして笑い合う姿がありました(笑)どこでもやること一緒だね(笑)この重さは万国共通に笑えるのだ!
もちろん、ファビちゃん好評だったようですよ〜♪もうこれしか使わない!と、かなり気に入っちゃった人も結構いたとのこと♪正式なアメリカ上陸後が楽しみですね。

しかし、印象的なのは10ホールズの傾向です。確実にどんどん進化しているね。かなり刺激を受けた。
ジョーフリスコというカスタマイザーゆかりの人達が演奏するコーナーがあったから特にそうなのでしょうけど、ハーモニカのプレイがうんぬん、というよりも、音楽性がめちゃくちゃ幅広い。ブルースやジャズは当然で、いろんな人がいろんな音楽を奏でてました。オーバーブローなんてもうベンドと同じような当たり前のテクニックになったね。もちろん、オーソドックスなブルースシーンなどに行けば、また全然違うのだろうけど、それだけ10ホールズは楽器として着実に発展してゆき、さまざまなタイプのプレイヤー、音楽を生み出すまでなったのでしょう。とても良いことです。
近年、僕はクロマチック寄りでしたが、10ホールズをまた掘り下げてみたいなと思いましたね〜。やはり10ホールズも面白い!!
それに較べると、クロマチックは発展的という部分において、正直10ホールズに遅れをとっているね。現在、ジャズなどを「普通」に吹きこなす人は沢山いるけど、それ以上の人はまだまだ圧倒的に少ない。上手い人はいても「面白い人」「興味深い人」が極端に少ないのだ!!グレゴア・マレやガブリエル・グロッシみたいな新しいタイプがもっと増えるべきだね。もちろん、僕もその界隈をなぎ倒しに行きたいわけだが(笑)当然、音楽性が面白いだけでもダメで、演奏力が上等じゃないと話にならないので、そこが難しい部分ですね。

貿易の方は映像に映る人達のほとんどの人としゃべって来ているほど積極的な人で、相当にいろんな情報を持って帰ってきている。現在のアメリカハーモニカシーンについていろんな話を聞いた。そう、世界のハーモニカシーンのあれこれを知っているのは日本では「スズキ」の人達だけなのだ。今後も様々なことをしかけようと計画中の模様。もしもこれらが実現してゆけば、相当すごいことになるぞ〜(ハモニカマニアが聞いたら、ワォー!!というようなことも…)。これからのスズキは楽しみでしょうがない。

FABULOUSというグレイトなシリーズを生み出した直後にも関わらず、すでにNEXTを考えているスズキ家。ホーナーや世界中のハーモニカメーカーがこれからスズキにどんどん探りを入れてくるのは目に見えてますな。アメリカでも「毎年のように新しい物を作って、クオリティーを上げてくるのはスズキだけだ」と賞賛の嵐だったらしい。つくづく今の段階でスズキ家に乗り換えて良かったなぁと思う。もう一歩遅かったら、今のような付き合いにはなっていなかったでしょう。行脚中は営業のYさんと毎晩飲んだ(笑)現状、ハーモニカを中心にいろんなとこに飛び回るような営業をしている人はこのYさん一人だけらしい。だから今回こうやって二人で行動出来ることが相当嬉しかった模様(笑)

余談ですが、FABULOUSの真鍮ボディーのある部分を真っ平ら状態にするのに、開発の人が一人で一つ一つ手作業でコツコツと片面30分以上かけて磨いているとのこと。これでは生産効率があまりに悪いからどうにかならんのか!との意見もあるようで模索中。鉄工の職人のボスがほんの数分削っただけのバージョンと比較させてもらったが、やはり70%くらいのクオリティーだった(数分削っただけで70%まで持っていくボスの腕も凄いが…)。やはり現状のやり方では手間は完全にクオリティーとリンクしている。本当にファビって手間のかかる子なのね。大切に使いましょう〜。でも効率を上げる方法も考えるべきやね。

今回あらためてスズキは良いなと思ったこと。それは「こういうのを出したら売れて儲かるだろう」(良くない意味のね)という視点から始まるのではなく、「こういう感じのものを作れればさらに良いハーモニカが出来るんじゃないか」という視点から全て始まっていること。普通、企業はこの二つの間で揺れ動きながら商品を作り、商売するのだろうけど、スズキに迷いは一つもありませんでした。凄いの作るか、つぶれるかどちらかです(笑)漢(おとこ)だね〜。

とりあえず、営業はもう一人増やした方がいいと思います(笑)

8件のコメント

  1. スズキの進化は止まりませんね〜。懲りないというか向上心があるというか。営業には、マニア1号を採用してあげてください!

    Comment by Katsuya — 2008/9/8 月曜日 @ 21:45:49

  2. スズキには行くとこまで行ってもらいましょう。
    プレイヤーも、それに答えないといけませんね。
    マニア1号さん、適任だと思います。

    Comment by koei — 2008/9/9 火曜日 @ 16:54:42

  3. Д゚)…ナゼカウワササレテルヨウナキガスル

    いや~正直スズキ家の一員になってみたいですね~! ね、2号さん!
    (by大学卒業時にTO★BO就職を考えた事のある某マニヤ)

    >SPAH映像鑑賞会
    イイな~、羨ましいっす。
    あのJ.Filiskoの耳にも当然FABULOUSの噂は届いてるんでしょうね。さてさて本場アメリカの連中の評価や如何に!?

    Comment by tsudda — 2008/9/10 水曜日 @ 0:41:31

  4. スズキ家の一員。天職じゃ?(笑)

    アメリカでは現在J.Filiskoの影響力というか、存在なくして10ホールズシーンは語れないようですね。もちろん、噂だけではなくファビも実際に吹いたことでしょう。
    さらに良いハーモニカを作る為に、今後この界隈の人とも協力し合って、あんなことやこんなこと(笑)も考えているようですよ〜。
    tsuddaさんもそんな我々の座談会に参加したいでしょ(笑)

    Comment by koei — 2008/9/10 水曜日 @ 12:43:54

  5. 給料こそいただいてませんが、もうスズキ家の一員のようなものです。とりあえず株でも買おうかな?

    Comment by Katsuya — 2008/9/10 水曜日 @ 19:36:29

  6. >株
    !!

    >この界隈の人とも協力し合って~
    それって、もし実現したら何気にとんでもない事ですね。アメリカのカスタマイザーの英知とSUZUKIの技術力のコラボ…興味津々也。

    10ホールズのメインストリームであるBLUESでは、相変わらずL.Walterなどの往年の録音が目標になっている場合が多いように見受けられますが、その中でもより良い楽器を求める性は皆が持っているものと思います。あのK.WilsonもFiliskoハープ(特殊モデルを含む)の愛用者ですからね。いわんやオーヴァーブロウ等の普及にはそれに適したハープの存在が不可欠ですし、今後もこの流れは続いて行くことでしょう。今本当に面白い時期に差し掛かってる…ふとそんな気さえします。

    >座談会に参加したいでしょ(笑)
    勿論ですよ!!

    Comment by tsudda — 2008/9/10 水曜日 @ 23:14:17

  7. Katsuyaさんはすでに一員ですからね(笑)変な意味じゃなく、ホントみんなでスズキを盛り上げる(煽る?)と面白いことになってゆくと思いますね。
    株、イっとけ(笑)

    絶対そのうちtsuddaさんも座談会参加するべきですよ!アメリカのトッププロハーピストはFliskoカスタムハープを使っている人がかなりの数を占めているらしい。もうすでに時代は「ホーナー以降」になりつつあるのです。言ってみれば、やっと次の時代に入りつつあるということですね。

    しかしおっしゃる通り、カスタム含め「マリンバンド」の需要は一番でしょう。もちろんスズキもそれは承知です。まだこの場では詳細は話せませんが、ある意味真っ向勝負も視野に入れているようです。興味深いでしょ(笑)

    現在「オーバーブロー」は完全に普通のテクニックになりました。その普及により、やっと10ホールズが「普通の楽器」になった気がします。色んな人が色んな音楽で10ホールズで演奏してる。
    ちょっと大袈裟かもだけど、シカゴブルース以来の10ホールズの大きなムーブメントが動きつつあるかも〜、と考えてます。乗り遅れないようにしないとね!

    クロマチック界は…。もっとがんばれ!!!

    Comment by koei — 2008/9/10 水曜日 @ 23:47:14

  8. >座談会
    自分如きペーペーが畏れ多い…と思う面もありますが、是が非でも伺いたい!のが正直なところ。もし機会があれば声を掛けて頂きたく思ってます。

    >興味深いでしょ
    興味深過ぎ! 悶絶死しそうですよ!!

    >クロマチック界は…もっとがんばれ!!!
    ハード面に関しては、FABULOUSの登場は割りに大きな出来事かも知れません。またコメントにW.Galisonの名前が出てましたが、ピアニッシモの表現力の素晴らしい彼はきっと気に入ると思います。あとはヴァリエーションとして音域の違うモデルや、Brendan Powerの十八番である変則チューニング等にも発展性の芽があるのでは?と個人的には考えております。

    Comment by tsudda — 2008/9/11 木曜日 @ 23:13:36

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