とても幸せなクリスマスでした。

24日は疲れが出ていたのか、ゴロゴロしていたらいつの間にか昼寝をしていた。

夢を見た。

自分が子供の頃の設定だった。細かくは忘れてしまったけど親に何やらずっと文句を言っていた。 昔によくあったような光景。

そしてしばらくしてから、もう行く時間だから支度をしなければと。またアメリカへ行かなければと。行きたいような、行きたくないような感情だった。

目が覚めた。

暖かいような感触と寂しさのあるような不思議な感覚。旅に出てるから、というよりも、まぁ、こんな夢は何故か良く見るのです。

両替をしたかったので、ミッドタウンまで行きました。もうすごい人、人、人。全然真っ直ぐ歩けやしない。みんなクリスマスで、買い物とかに繰り出して、大きな袋抱えて。家族や友達や恋人や、そんな人達がみんな楽しそうにしてました。

なんか、さすがにちょっと寂しくなっちった。。。

大好きなクリスマスソングなんかを良い演奏でやっているようなライブとかあったら行ってみたいな~、散策しようかな~、と思ったけど、この人ごみにいると切なくなってきたので、やめた。しばらくぶらぶらしてからハーレムへ。そっちの方がなんか落ち着くから。

ハーレムに戻り教会のある地域辺りをふらふらしてた。実に惹かれる名前の教会を発見。

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なんかやってるみたいだぞ。

「寂しいな」とか、そんな気持ちの時には、なんでこんなにも教会のとこに書いてある言葉って、心に響いてしまうんだろう。

ボーっと教会を見ていたら、よほど寂しそうに映ったのか(笑)、「あなたもおいで!」って♪♪ 「良いんですか?」「もちろんよ!」

おいら、ニコニコ(やっぱちょっとドキドキしながらも)ついてゆく。うわ~~、こういう教会に来たかったんだよ~~。先日行った教会はとても大きく立派な、観光客も沢山入いるようなとこでした。もう少し小さいとこで、でもある程度しっかりしたとこに行きたかった。

一緒に入った人の横に座り、ちょこちょこ話しかけてくれる。 教会ってさ、なんでみんなこんなに暖かいのだろう。。。そしていろんな人に紹介してくれるの。「彼はKOEIっていうの、日本から来たんですって」「おーー、日本から来たんだー、よく来たねー」ってみんな握手してくれる。本気で感激。。。
オープニング(エンディングも)でダニーハザウェイの「This Christmas」が流れ出した~~~~。もうそれだけでおいらも涙が溢れそう。クリスマスに大好きなクリスマスソングを、ハーレムの教会で聴けるって。。。。

まさかゴスペルのライブでも始まるのかーー、と期待していたから、何やら劇が始まったぞ(笑)カフェみたいな場所が設定で、いろんな人が出ている。当然英語だから、おいら全然わからなかった(笑)しばらく普通に演劇だったんだけど、ある人が歌い出した!うわ~、めちゃくちゃ歌上手いー!(前回行ったとこよりはるかに歌上手い) ある意味、ゴスペルのミュージカルみたいなやつでした!曲はコンテンポラリーなゴスペルだから、音的にはR&Bのバラード系で、ぼくの大好きな路線。時折、わかる歌詞はゴスペルらしい、心に触れてくるもの。何度かウルウルしたよ。。。

終わってから、「また日曜日においで!」と。

もちろん!!!

こういう下地の文化の上でソウルという音楽は出来上がっていったんだね。牧師のお話も実に熱い。自分なりに「ソウル」「ソウルフル」というものが少しわかったような気がした。

とっても暖かい気持ちでクリスマスイブを過ごすことが出来ました♪

そして、Robさんからメールが。

よかったら、25日に我が家のクリスマスディナーに来ないかい?と。

本当に、なんてハートのある人なんでしょう。25日はほとんどの店がしまってしまうらしい。僕が一人旅だということも知っている。だから誘ってくれたんでしょうね。もちろん行きました!

知っての通り、こちらではクリスマスは家族で過ごすもの。その中に僕が入るってことは、もうファミリーだよね♪感動。。。

親戚も集まり、15人でのクリスマスパーティー♪僕もワインと日本から持ってきたちょっとしたおみやげを持っていきましたが、なんと僕にもクリスマスプレゼントを用意してくれたんですよーーー。「ありがとう」を超える言葉は何故無いんだろう。泣きそうだった。「ありがとう」で足りなくなると、涙が出るのかな。ウガンダのジュリアスを思い出したよ。そこの感情を表現した音楽を作りたいと思った。いや、もしかして、音楽って最初からそういうものが含まれてるものなのかも。。。

Rob編集によるクリスマスソング特集をずっとかけている。聴いたことない、トゥーツの「きよしこの夜」がさらにこの感動を煽る。 すごくよいプレイ。この音源欲しいな。

家の様子は文章で書くよりも写真で♪

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この住宅街は本当に美しいところ。

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娘さんがピアノを弾いてくれた。めちゃくちゃ可愛い娘なんですよーー♪

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そしてRobさんのピアノとセッション♪

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今までの彼の歴史が載っているスクラップを見せてもらいました。昔の写真などのほかに

初めてのギャラの明細があったり(笑)トゥーツからの手紙があったり(昔の住所が書いてあったから、写真に撮っちった~)しました。その中でとても興味深いものがあったので、それもパチリ。

ポールバターフィールドが亡くなった時の新聞の切り抜きだそうです。

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ほんとに素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。ブレンダン(イギリス)、アラン(フランス)、ロブ(アメリカ)という家庭におじゃまさせていただきましたが、欧米のとても豊かな部分を肌で感じた気がします。音楽的な部分だけでなく、これから自分が生きてゆく、暮らしてゆく上での、新たな沢山の夢を持ちました。

そして、もう1つ大きなクリスマスプレゼントが。。。

昼にRobと散歩していたのですが、何やら携帯をかけて誰かとしゃべってるんですよ。「今コーエーが来てて、今日クリスマスディナーを一緒に過ごすんだー」とかなんとかいろんなことをしゃべっている。途中で電話をいきなり渡された。「エッ!誰??」と思ったら「Howard Levy(ハワードリビー)だよ」って!電話だから挨拶くらいしか出来ないおいら(笑) RobさんはHowardさんにも僕のことをいろいろ話してくれてたみたい。これはまた強烈な人を紹介してくれたー。ハワードリビーはとても会いたいプレイヤーです。プレイを聴いていると、実にわくわくさせてくれる。シカゴに住んでるらしいから、次アメリカ来た時には、おじゃましちゃいたいっす!!メールなどでも交流してゆきたいですね。

2008年のクリスマス。僕はみなさんのおかげで本当に幸せに過ごすこと出来ました。

    とても幸せなクリスマスでした。” に対して5件のコメントがあります。

    1. sio味 より:

      と~っても素敵な旅をなさってますね~。
      こちらまで幸せをお裾分けしていただいてる気分で♪
      ありがとうございます。

      戻ってらした時のライブ!
      楽しみに待ってますね!!

    2. Katsuya より:

      アメリカのクリスマスっていいですね。家族を大事にしてる感じ。ロブさんっていい人だな〜。ハーモニカ吹きはいい人が多いのかも。今度、ロブさんの娘さんを紹介してくださいね〜。

    3. mellowtone より:

      映画やドラマで観るような、これぞアメリカ!というお宅ですね。
      なんだか懐の深さを感じました。

      旅もラスト1週間ですね。
      お疲れのようですので適当にご自愛…&ガンガン行っちゃってください!

    4. tsudda より:

      >ゴスペルのミュージカル
      アメリカ音楽の層の厚さを支えてる大きな要素の一つですよね。

      しかし住宅街のイルミネイションの美しいこと!こんな環境ならクリスマスソングの演奏にも俄然身が入りそうですね。

      >Howard Levy
      来たよ、ラスボスが!(笑)
      まあこれは次回のお楽しみといったところでしょうか。

      最後の一週間、お疲れでしょうがネタには期待しておりますよ。(笑)

    5. t_kaori より:

      こんばんは、& 遅ればせながら
      Merry Christmas です。

      ホント”単身”外国に行ったのに、
      常に出会いがあって、さらに
      お元気そうで、何よりです。

      ちなみに 今日、NHK-BSで 
      グレチェン・パーラートのライブが
      放送されているのを見たのですが、
      演奏も、お店の雰囲気も とても良かったです。
      http://www.cachacajazz.com/

      ホント その気になれば、
      そういう場所に行ってしまえる
      光栄先生が羨ましいです。

      私も、お金のみならず
      色々と自分の中に貯めておかないとな
      って 心から 思いました。

      ではでは、又。

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