第36回FIHハーモニカコンテスト、クロマチック・ジャズ・ポップス部門で当教室の生徒さんが1位になりました!

2016年6月5日(日)に行なわれた第36回 FIH ハーモニカコンテストのクロマチック・ジャズ ポピュラー部門で当教室の生徒さんである、大山紀子さんが見事に1位を取りました!!!おめでとうございます!!!曲はGrover Washington Jrの「Just The Two Of Us」でした。

このコンテスト出場にあたり、僕はちょっとしたアドバイスくらいしかしておりませんので、本当に大山さんの実力そのものですね。しかも曲は2〜3ヶ月前に決めて軽く取組んだ位で、何ヶ月も前から特別入念に練習したわけでもありません。ですから普段の演奏そのままという感じでした。当然アドリブソロも本人のアドリブです。そういう演奏は「コンテスト」という場において不利になることも多いと思いますが、ジャズ・ポップス部門においては、その方が良いように思えてきました。というか、近年は特にそのような演奏を、この部門に求められている気がしてなりません。ジャズ・ポップス部門での総評では毎年のように「自分のアドリブを」という言葉が出ます。入念に作られた難しいフレーズを吹きこなすこと、それに取組むことは素晴しいことですし、鍛錬も必要とされます。しかしそれが最終的に「音楽的」に吹きこなせていないと、やはり評価にはつながってこない、という事なのでしょう。みなさんとても素晴しい演奏をされましたが、全員を聴いた感想でいくと、やはり大山さんの演奏がもっとも「きめ細かくコントロールしてひとつひとつの音を吹いていた」と感じました。そして自分のアドリブをしている、というのも大きな評価につながったのでしょう。しかも興味深いことに、メロディーやアドリブフレーズの内容に関しては誰よりも圧倒的にシンプルだったと思います。難しいパッセージのフレーズなどは皆無です。でもそれが本人の中から素直に出てきたフレーズなので、それらを丹念に吹きこなせる。それこそが「音楽的」になるかどうかのポイントと言えるのではないでしょうか。「書き譜アドリブソロ」が一概に悪いとは思いません。最終的に「グッとくる演奏」になっているかどうか、ということですね。

とはいえ、決勝に残られた方達の演奏はみんな実に素晴しいものでした。お疲れさまでした。また今後もみなさんでコンテストを盛り上げてください。

僕の教室は、これまであまりコンテストに縁がなかったのですが(苦笑)去年、今年と生徒さんが優勝、入賞としているのを見ると、今後はもっと積極的に目指しても良いのかなと思えてきました!

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    第36回FIHハーモニカコンテスト、クロマチック・ジャズ・ポップス部門で当教室の生徒さんが1位になりました!” に対して1件のコメントがあります。

    1. Katsuya より:

      大山さん、おめでとうございます!

      コンテストを含め、何か目標があると練習にも身が入ると思うので、教室の生徒さんから、コンテストを目指す方が、どんどん出てくるといいですね!

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