グレゴアマレさん

12/14にマーカスミラーライブ(ビルボード東京)にスズキ楽器の方達と行ってきました!もちろんグレゴアマレさんと会うためです。僕はグレゴアさんのライブは初めてです。すっごく面白かった♪

彼のスタイルは独特ですね。アドリブプレイではロングトーンで聴かせるようなフレーズはほとんど無く、細かい音のフレーズがメイン。音使いも独特で、ファンク主体のサウンドにおいても王道的ブルーノート系ファンキーフレーズは皆無。バップ的フレーズもしかり。アウトフレーズはアウトするスケールをチョイスして吹くというよりも、クールにアウトするハーモニーサウンドをぶつけてるような印象。サウンドは芯を強調したタイトな音色って感じかな。タングブロックで吹いているようですがあまり膨らみ感がある感じはしない。口腔内の前の方で音色をコントロールしてるって感じです。「ギュッ、ギュッ」とリードには結構負担のかかりそうな息の使い方(結構リード折るだろうな)。その音色で「緊張感」を演出していますね。でも彼のプレイをもっとも「変な感じ」(?)に思わす部分は、意図的なのか天然なのかわかりませんが、良くも悪くも「スウィング感の希薄」なリズムの押し出し感だと思いますね〜。なんかグルーブ感が変なのだ(笑)ここにもっとも個性を感じますね。クロマチックハーモニカで強烈なスウィング感を押し出すプレイは至難の業であり、ストレートなスウィンググルーブを体現出来ているプレイヤーはほとんどいないとも思ってます。それゆえに自分なりの吹き方を確立しているようなプレイヤーは皆それぞれ独自のリズム感覚、スウィング感覚で吹いていますね。

ハーモニカは当日の昼に「超合金すずき君」を受け取ってそのまま本番で使用。そうです、僕が今使用しているものと同じです。しかも「クロス配列」(穴が上下順番にあるやつ。逆はストレート配列)でまさに全く同じもの。製品化されるものには12穴モデルはストレート配列になる模様。ストレートを好む人は多いようですが(レバーのストロークが短いから)、僕はクロスの方が好き。ハーモニカ自体をフルに鳴らせるのでダイナミクスがつけやすい。まぁ完全に好みの部分ですね。グレゴアさんもクロスが好きとのこと。新しい金属ハーモニカ、かなり気に入った様子でした。

終演後、我々の客席にわざわざ来てくれました。紹介していただき、ちょっと前に作ったデモ音源をプレゼントして、記念に写真をパチリ!グレゴアさん、スキンヘッドになっていて、どう見てもブラジルの柔術家にしか見えません(笑)柔道と極真空手経験者の僕にはどうにも闘争心がメラメラ(笑)グレゴアさんよ!アンタもなかなか面白いハーモニカ吹くが、おいらのプレイだって全然負けねぇゾ!いつかバトルだ!!スケールアウトするファンクはおいらも結構イケるぜ!!と思いながらもプレゼントしたデモ音源はハッピーチューンと胸キュンチューンばかりのものだったー。しまった(笑)まぁいいか〜。今後仲良く交流をしてゆきたいものです!

超合金すずき君。数日前にレコーディングがあったので使ってみましたが、ドッシリした感じはやはり今までには無い感触で、無意識のうちに今までよりも低い音域をよく演奏するようになっていました。低音が「ジューシー」な音なのです。逆に中音から上は少し「ギンギン」する感じで(「キンキン」ではない)、金属的なキツイ印象がありました。バラード系の歌ものだからよりそのように感じたのでしょう。この辺は吹き方でも変わりますが、スズキの方でもちょうど中高音域のリードセッティングの再設計をしている最中とのことでした〜 さすが!

グレゴアさんとの写真を載せたかったのですが、アップの仕方がわかりませんでした(笑)

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