スリランカから無事に帰ってきました!

スリランカ初のミュージックフェスティバル「Colombo Music Festival」に出演してきました!が、「行ってみないとさっぱりわからない…」という状態で出発したスリランカの旅でした。でもやっぱり行ってみてもさっぱりわかりませんでした(笑)

でもこの国は面白い。前回のハモニカサンタで訪れた時も、直前に急遽たった1人で行くことになったわけですが、何故かこの国は助けてくれる人が必ず現れるのです!前回の時は、シンガポール人とカナダ人がたまたまボランティアで来ていて、同行してくれることになり、その人達がハモニカサンタ活動のアシストをしっかりしてくれた。

そして今回はJICA 国際協力機構でスリランカへ派遣されている「松本玲奈さん」という方が現れてくれて、それはそれは大変お世話になりました。スケジュールも曖昧なままスリランカへ向かったのですが、案の定現地でもスケジュールはどんどん変わるし(笑)、当初、通訳を付けてくれるとの話だったのに、そんな人は誰も現れなかったので(笑)、玲奈さんに通訳してもらったり、いろいろと話をまとめてもらったり(マネージャーみたい)、実に頼もしい存在でしたー。玲奈さん、本当に有難うございました!(最後の日のライブは仕事の関係で見てもらえなかったのが非常に残念(><))。それ以外にも前回のスリランカでお世話になったお坊さんも会いに来てくれて、いろんな会場まで車で連れてってもらいました(写真撮るの忘れちゃった…)。

届いたチケットは何故か関西国際空港だったために、8月22日23:00に新宿からバスに乗り大阪へ。23日のお昼のフライトでシンガポールへ向かう(台湾(台北)で一度トランジット)。シンガポールでさらに飛行機を乗り換えスリランカへ。コロンボのホテルへ到着したのは24日明け方4時くらいだったか…。もうそれだけでヘロヘロ…。

当初24日は出番が無かったのですが、急遽、夜9:45pmから野外のメインステージで演奏してきてくれ!と。。。でも会場へ到着しても完全放置プレイ(笑)でも最終的には一応どうにかなるのが不思議なところ(笑)



翌25日もどんどん予定変更(笑)当初の予定だけでなく、さっき決めた予定さえも変更されるようなハプンニグの連続(笑)んで最終的にはメイン会場の一つでライブをすることになりました。そこにはなんと日本人の方が数名来てくれていて、その中の1人が旅行者のバイブル「地球の歩き方」スリランカ特派員をやっている方でした!その方のブログに記事が載るかもしれません。これまで何冊もお世話になっている「地球の歩き方」、その関係に記事を載せていただけるのは個人的にとても嬉しい(笑)

 

そして最終日の26日は沢山演奏した!まずは現地のミュージシャンとガンガンにセッション!

なんとそこでは「パークタワーブルースフェスティバル(新宿)」にラッキーピーターソンのグループで来日した、というブルースマンに出会いました!知る人ぞ知るダウンホームハーピスト「レイジーレスター」も一緒だったんだよ、というのです。ワォ〜〜。演奏をいたく気に入ってくれて、二人で演奏しようゼ!と。

よく一緒にやっているギター小畑和彦さんを黒くたくましくした感じで顔がえらい似ていて他人とは思えなった(笑)

この後、メインの会場へ向かい、今回の代表的なアーティストを一同に会してのステージで演奏しました。初日に松本玲奈さんにシンハラ語を教えてもらい、それをステージでしゃべりたかったのですが、それまでの会場はどちらかというと外人が多い場所ばかりだったのでしゃべる機会がなかった。でも最後のこの会場はフェスティバル関係者が多かったので、最後にようやっとシンハラ語をしゃべりました!会場は大喝采。そしてある曲の最後にスリランカの有名な曲「Olu Pipila」を1コーラス混ぜてみたら、スタンディングオベーション!その曲は僕が完全にコード進行を作り直して、グッとくるような進行にしていたせいもあり、自分でもかなりウルウル状態になってしまった…。久々に演奏しながら鳥肌が立ったよ。あとで、「感動した」「涙が出そうだった」といろんな人に言ってもらえた。音楽は世界共通なのだ。

そしてその後、フェスティバルの最後を飾るクロージングセレモニーでは海外から招聘した代表的なアーティスト達で一大セッション!そこにおいらも参加することに!そしたらなんと「Tanaka」コールが!(笑)「コーエイ」コールならしっくりくるのですが、「タナカ」の方が呼びやすいのでしょうか(笑)いやがおうにも外国気分ですな(笑)。

一番右が僕です。隣はシタールというなかなかあり得ないセッション(笑)真ん中にはエレキバイオリンを立てて弾く不思議なロンドン在住のプレイヤー「Moon Violin」、そして一番左はフルート(インディアンフルートというのか?)を奏でるインドの「Bikramjit Singh」。この二人とはこの後仲良しに。特にBikramjit Singhには大いに気に入られてブラザー決定(笑)インドへ来い、インドへ来いと熱烈ラブコールなのだ! 正直僕もよく知らないのですが、グラミー賞のワールドミュージック部門でノミネートされたことのある人らしい。スゲェ〜な〜。それ以外にもオーストラリアのジャズシンガー「Pipa Wilson」もメルボルンへ来い来い、と(笑)また地球上に新しい遊び場所が増えたゾ(笑)。

 

どうなるかわからないまま始まったフェスティバル。始まっても途中まで何だかわからないことだらけだったけど、最後は大感動の中終えることが出来ました(その辺が実にこの国らしい…)。来年も呼ぶから!と言ってました(是非行きたい!)。このような大規模なミュージックフェスティバル自体が初めての国なので、そりゃスムーズに行くはずがない。3年くらい前にやっと内戦が終わり、平和になり、これから沢山の国と交流し、外国から沢山の人が訪れる国にしてゆこう、これからスリランカはがんばるぞ、そんな意味のフェスティバルなのでしょう。その第一回に呼んでいただき、本当に嬉しい。しかも、もしかしたらスリランカでコンサートをした最初の日本人アーティストかもしれないのです!(調べてみると言ってました)いや〜、もしそうだったら本当に嬉しい。

 

こういう機会のたびに僕はいつも思います。「国と国」となるとぎくしゃくすることも多い。でも「人と人」なら、心があればいとも簡単に仲良くなれる。仲良しになった人の国を好きになったり、気にとめるようになる。何かが起これば心配したり、素晴らしいことが起きれば嬉しくなったり。そんなことが大事な気がします。音楽には人と人を瞬時に繋げる力がある。僕が今、音楽で一番表現したいのは、そこです。

 

ハードでしたが、とても実りのある旅となりました!

あっ、沢村さんはさらにハプニングの連続で、大いに笑わせてもらいました(笑)本人のプライドもあると思うので多くは書きませんが、明け方に到着して、その日の昼にはもうぼったくりにあって最初の換金分を全部持っていかれたことは、ここだけの話にしといて下さい(笑)

    スリランカから無事に帰ってきました!” に対して6件のコメントがあります。

    1. chinatsu より:

      光栄さ~ん!!おかえりなさい!!!!!
      コンサートのご成功おめでとうございます!!
      読んでいて、ゾクゾクしてしまいました♪
      変更につぐ変更で大変な思いをされたのですね・・・。
      でも、「トラッド&田中」の見事なワールドデビューですね!!
      「Olu Pipila」(聴いてみたいです)で会場がスタンディング
      オベーション!最高の瞬間ですね!そこに居たかったです!
      マダガスカルにインドにメルボルン。ワールドワイドな家族が
      形成されていますね!
      「国と国」以降のくだり、とっても感じるものがあります。
      光栄さんのその温かい気持ちが音を通して伝わるから、どこへ行っても
      ブラザーやファミリーができるのだな~と改めて思いました。
      さすが光栄さん!

    2. Katsuya より:

      今回は、いろいろな方向につながりましたね!
      いい感じ。

      トラッドさんもお疲れ様でした!

    3. koei より:

      Chinatsuさん
       
      ただいま〜♪外国特有(特に暖かい地域)の「だらだら感」とか「なし崩し感」は慣れているので(笑)まぁ大丈夫でしたー。
      ブラザ−やファミリーが沢山の国にいるというのは、本当に幸せです〜

      Katsuyaさん

      そうだね、「ハーモニカ界」を飛び抜けて、「ワールドミュージック界」に進出した感じ。いずれにしてもマニアックなとこばかりやね(笑)
      トラッドさんは帰りの空港の時までテンパっていましたが、「自分は海外は全然大丈夫なタイプだ」と豪語してました(笑)

    4. mihoattygalle より:

      コンサート成功良かったですね。25日は、会場に行きましたが、変更があったようで、スリランカのグループだけ見てきました。最終日、家からバイオリン音は聞こえてたので、あそこで今演奏されてるのかな、と想像してました。花火も見えましたよ。オールピピーラは、心のふるさとのような曲です。すごく感動されたことと思います。今回お会いできませんでしたが、きっと次回があると思います。

    5. koei より:

      mihoattygalleさん

      25日に会場へいらしたのですね…。どんどん予定が変更されてしまっていたのでお会い出来ずに残念でした…。花火も打上げていましたね。そこで演奏しておりました。来年も行くことになるのでは、と思っておりますので、次回是非お会いしましょう!

    6. Maki より:

      こんにちわー!

      記事にしていただいた「地球の歩き方コロンボ特派員」です!

      最終日 見に行かれなくって残念でした!
      写真を見る限りではかなりすごい!

      しっかし、スリランカの放置プレイとスケジュールグタグタ状態で連絡がちゃんと行き届かないのは・・・ひどいですね>< 

      こちらに住んでいてもひどいなーと思いますが、日本から来た方は・・・
      聴く側もどこへ行けばいいのかわからないので、たどり着くのが大変ですよね^^;

      でもこれもそれもスリランカって事で、ぶっちゃけあきれつつ愛してやってください

      しかし・・・・改めて音楽ってすっばらしい!
      国境を難なく超えちゃうんですものねー^^
      最終日と前日のBarefootのライブは見たかったなー^^;

      来年はもうちょっと見る側にもやさしく予定が合わせやすい事をいのりつつ!

      またぜひ再来してくださいねー^^

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です