なんて満ち足りた時間

現在、カイロ空港の片隅で一人座り込み、これを書いてます。今日ウガンダを出ました。これからイギリスに向かいますが、カイロで乗り継ぎのため、長時間ここにいなければいけません。日本を出てずっと、ゆっくりネットなどをやる時間が全くなかったので、やっとゆっくりブログも書けます。よーし！書くぞ～～～

ウガンダでのハモニカサンタの日々
幸せでした
何もかもが素敵でした
味わったことのないほどの満ち足りた時間
でも僕の心の大きさじゃ全然収まりきれず
ハッピーが溢れています
ハーモニカってすごいよ！
音楽はすごいよ！
僕はハーモニカを選んで良かった。

JICA（海外青年協力隊）のYさんが沢山の手配をしてくれたおかげで、合計８箇所の学校（小学校や盲学校や孤児の学校、ストリートチルドレンの施設など）をこの短期間に訪れることが出来ました。車で何百キロも移動して、電気もないとこにも泊まったりしながら、日本でもやったことがないほどの「ツアー」でしたよ。
そして合計、約２５００人ほどのアフリカンキッズの前で演奏出来たし、各学校でハーモニカ教室もやって、沢山の人達と「きらきら星」吹いたよ！すっげぇ～「キラキラ」してた！
学校の先生達も大喜びしてくれて（先生達も吹きたくてしょうがない（笑））、もうめちゃくちゃピース♪

当初、このYさんと僕の２人でまわる予定だったのだけど、今年初めに１０数年ぶりに再会をした、カメラマンをやっている高校の同級生が「俺も同行して写真とビデオを撮りたい」といってくれて、ウガンダで現地集合、現地解散という形で合流。熱い奴だぜ！

この旅は本当に個人的なものです。この旅の話をすると「どこかスポンサーがいるの？」とよく聞かれました。
そんなもん、あるわけないじゃん（笑）。当然み～んな自費です。
でも「せんべつ」としていただいたり、日本を出る直前にやったライブにたまたま来てくれた、これまた１０年ぶりくらいの中学の同級生が（音楽関係のイベント会社を経営している）、カンパを募って、旅の資金にしてくれと結構な金額をくれた。
ただ、そいつの心意気とアフリカを少しでも繋げたかったから、追加でハモニカを６０本の購入資金とストリートチルドレンの施設へ、お金を一部寄付してきた。「しらす」本当にありがとう！子供たちも施設の人もとても喜んでいたよ。

今回合計１２０本のハーモニカを持ってゆきました。以前送ったのは１００本あるので、合計で２２０本だね。イェイ！！各学校に割り振って、み～んなで吹いたよ！！
そして、各学校で「Between Sunshine and Joy」もみんなで吹いてきたよ！！最高でした。
当初、この曲をアフリカでみんなで吹けたら...と想像するだけで、涙が出てきた。だから、演奏しながら泣いてしまうんじゃないか、と思っていた。
確かに、何度もウルっときたんだけど、泣くことはなかった。だって、みんな本当に楽しそうなんだもん。涙で目を閉じてしまうなんて、もったいない。
今、自分の目の前に起きていることをしっかりと受け止めて、目の奥に焼き付けたかった。
彼らはね、本当に「人間力」みたいなものがすごいんだよ。完全においらは負けた（笑）だから、疲労度が半端じゃない。数曲でもう吹けなくなるほど疲れてしまう。真剣にこちらを見る眼差し、そしてものすごいエネルギーでダンスする。また、ダンスがすごいんだ！小学生になるかならないかくらいの子なのに、もうダンスが出来上がっている（笑）。ちょっとかなわないね。

以前のブログに書いたけど、ジュリアス君とは会えないかも、ってことでした。まだウガンダにいました！！空港の出迎えにも来てくれて、一緒に旅も同行したし、パフォーマンスもしたし、いっぱい笑って、いっぱい踊った。ブラザーさ♪
そして、是非、「Between Sunshine～」に彼の歌なども入れたいと思い、最終日にレコーディングスタジオに行き、少し録音してきました。ほかにも「マキネ」という女の子も参加してもらい、それを聴きながら、ノリノリになっていた、タクシーの運ちゃんも何故か参加して（笑）、みんなの声を録音してきたよ。旅が終わったら作るアルバムに彼らの声を是非入れたかったの。前日にジュリアスとマキネが一生懸命練習しているのを聴いていたら、突然、爆発するように涙が溢れてきた。正直、毎日はかなりハードでした。日本を出てから休息の時間がなく、疲れも出たのでしょう。風邪もひいて、体調がしんどい時間もありました。そんな状況だから、毎日のライブや教室などで、いちいち振り返って、感動してる暇なんてなかった。学校まわりが終わって、ちょっとホっと振り返れる瞬間もあったんでしょう。そして、なんといっても嬉しくて嬉しくて...。　ジュリアスは最後、お別れのときに号泣していた。その理由をYさんが手紙にしてくれた。それを読んで、僕も涙を溢れてきた。自分で書くのは、かなり抵抗があるけど、誰かの原動力になるうるかもしれないしれないから少し書きます。

光栄さんにウガンダの子供たちを愛してくれてありがとう。光栄さんが示してくれた優しさに嘘がないことは光栄さんの音を聞いていればすぐにみんなに伝わって、だから多くの子供たちが幸せな笑顔になったんだ。どんな高価な物をもらうより、どんなにたくさんのものをもらうより、すごくきれいな贈り物を僕たちはもらったんだ。決して消えない忘れなれない贈り物をもらったんだ。僕には何もなくて何も返せないけど、ただただありがとうって言いたくて涙が止まらなかったんだ。

ウガンダに来て、実際この企画をやるまで、「ハモニカサンタなんてどれだけ意味があるものなんだろう？」と悩んだりもした。最終的にはただの僕のわがままなおもいつきの企画に終わるかもしれない。ただの自分よがりにもなってしまうのかもしれない。彼らが本当に求めているのはそんなことではないんだろうし。。。
でも、こちらで、実際にやったらみんな本当に喜んでくれて、満面の笑みでみんな近寄ってきてくれる。
ボランティアのプロたちから見たら、どう思われるのかも不安でした。でも、JICAの方たちもすごく共感をしてくれて、移動費（機材を積み込み、ドライバーを雇って移動していた）の一部を協力してくれた。
子供たちの笑顔、ジュリアスの言葉は今の僕の宝物。そして僕のハモニカ人生最大の「ギャラ」だよね、この企画は間違っていなかったんだ、と強く感じました。あつ、ギャラといえば、学校の先生がお礼にと、１０kgくらいあるんじゃないか、という山盛りの「豆」もくれたんですよ（笑）

僕は今、最高に幸せです。そしてアフリカ、最高です！！！！！！
もっともっと書きたいことはあるけど、書ききれないよ（笑）
写真を沢山アップします～～～