2012/2/25 土曜日

「OLIVE」 記事Vol.2 サウンドなどについて

Filed under: Harmonica — koei @ 16:24:27

それではOLIVEのサウンドについて書いてみましょう。

まず第一印象は「これと言った特徴の無い普通の音」(笑)。そう聞くと拍子抜けするかもしれないですが、これこそがもっとも大事なこと!!これだけ個性的なモデルを連発してきたSUZUKIが辿り着いたのが、普通の音のハーモニカ(笑)最高じゃないですか♪♪ ニクイことするな〜〜〜、個性的モデル、最高級モデル、これらは全てOLIVEを生み出すための布石だったのでは?確信犯?そんなふうに思いますね。個性を売りにするのでなく、普遍的な心地よい普通の音色を高い水準で安定させる。ある意味これは「究極のSUZUKIトーン」ではないでしょうか。個性はプレイヤーがつけるもの。余計な主張が無い分「私はあなた色にどのようにでも染まります。どうぞ安心して自分の音楽に没頭して下さい」と語りかけてくる感じなのです。個人的にはこの色付けの無い音は魅力的です♪♪

とはいえ「普通の音です」だけじゃあ伝わらないので(笑)もうちょい掘り下げてみましょう。

「甘く温かい濃厚な音色」

基本はそんなサウンドと言えるでしょう。
フルカバー特有の「余計に音が拡散するのを抑た丸みのある音色」に腰の強いMANJIリードが加わることで芯に図太さも感じます。これらを受け止める役割のコム(ボディー)もバランス的にとても良好な感じで、樹脂ボディーでは味わえない綺麗に倍音が整頓されてるように感じます。雑に吹き散らしても嫌味な音はしないでしょう。いわゆる「メローな音」「スムーズな音」。グレゴアモデル以降らしい「ダークな音」という感覚もありますね。重心は低めです。とてもしっとりと落ち着いたサウンドですね。逆に言えば「ギラギラした音」ではありません。

特筆すべきは「少ない空気量からリードが反応してくれる」ということ。それは単純に考えて小さい音がコントロールしやすい、ということです。プルース、ロック系プレイヤー達は大きな音で演奏するタイプの人が多いですが、オーバーブローなどを駆使するコンテンポラリープレイヤー達は、むやみに大きな音では演奏しません。ノーマル音〜ベンド音〜オーバーブロー(ドロー)と自然に織り交ぜて演奏するには、ガンガンに強く吹いていてはバランスが取れないのです。そこで大事になってくるのは「小さい音をコントロールする」ということ。実はこの小さい音というのが、以前の10ホールでは上手く操れなかったのです。コンテンポラリースタイルが広がり始めた時、それまでの10ホールに不満を持っていたマニア達が精度を高めたものを自ら改造し始め、様々なプレイヤー達がこぞってそれらのカスタムハープに向かったのです。僕自身ももの凄く小さい音でもプレイします。テクニカルなプレイだけでなく、シンプルなプレイでも音量を抑えることで説得力が何十倍にも増すということはよくあるのです。OLIVEはピアニシモ的な領域でのコントロールがしやすい上に、その時のサウンドがトロけるように甘くて Oh〜Baby♡♡ な感じなのだ(笑) 

ですからこの部分においては僕は特段に大きな評価をしています!!

じゃあMANJIも同じリードだから、同じようにコントロール出来るのでは? と考えますが、MANJIのカバー形状というのは、空気をわざと外へうながす設計(それにより音が大きく響きわたる)なので、OLIVEと較べると反応する空気量というか音量はやはり違います。OLIVEのカバーゆえに繊細に反応してくれるのでしょう。

このように「個性的」という面では、MANJI、FABULOUS、PURE HARPなどと較べると薄い。しかしこれだけ個性的なモデルが揃ってるSUZUKIにおいては、その色の無さが逆に「個性」になっていたりする。

是非とも3月24日(土)15時よりお茶の水・谷口楽器にて行なう「OLIVE 発売記念イベント」にご来場いただき、その手で、いやいや口で試して下さい!!!

次回はMANJIとの違いや、どんな使用方法が向いていそうか、そんな記事を書きたいと思いますーー

2012/2/18 土曜日

新しい10ホールダイアトニック「OLIVE」記事Vol.1

Filed under: Harmonica — koei @ 2:11:06

スズキから新しい10ホールダイアトニックハーモニカが3月に発売されます!その名は「OLIVE」(オリーブ)

先日のNAMM SHOWで発表ということで、その時に情報解禁となり、海外のいろんなプレイヤーがyoutubeにアップしてたので、すでにご存知の方も多いことでしょう。
発売は3月22日ということもあり、まだスズキでも詳しい内容は発表となっておりませんが、僕のわかる範囲で情報公開&感想♪♪

緑色に輝くカバーはPro MasterやFire Breath、そしてFabulousと同じフルカバー形状スタイル。そして黒っぽい色のコム(ボディー)とリードはManjiと同じ設計。ということは木の繊維がふんだんに盛り込まれた特殊素材のソリッドボディーにロングリードってことですね。

ん? じゃあ、Manjiにフルカバーを付けただけ??Manjiの音色が少し変わったくらいの感じ??

いやいや、ハーモニカ作りはそんな簡単なものじゃありません(笑)

とはいえ、ManjiリードにManjiコムですから、そのクオリティーは折り紙つき。試してもらったらよくわかると思うのですが、リード、コムが同じ設計、材質でも、カバーが変わると「えぇ〜」というほど「出音」は変わります。カバーが変わると「響き方」や「息に対してのリードの反応」が変わるのです。さらにこだわりのスズキさん。単に今までのカバーを色を変えて付けたわけではありません。
やはり、コンセプトとして、Manjiと並ぶ今後のスタンダードとして、リーズナブルな価格帯に落ち着かせなければいけない、ということがあったわけです。真鍮製のカバーであれば間違いは無い。でもそうするとコストがかかり値段が上がってしまう。コストを抑えられるステンレスだと音が軽くなってしまう。。。この辺りは僕も試作でチェックしていましたので、よくわかりました。そこで出した答えが「厚みのあるステンレスカバー」。出来上がってきたものは真鍮と変わらない芯のしっかりしたサウンドでした。バッチリです!!!さらに言えば、この緑色はメッキや塗装などではなく、特殊な表面処理的なもののようで、それによりとてもナチュラルな響きの印象。メッキは響きにクセが出るので、メッキの種類によってかなり響きが変わります。

僕はこの部分こそが「今のスズキ」のこだわりであり、なかなか他のメーカーがマネ出来ない素晴らしい部分だと思ってます。

値段が高い物がハイクオリティーなのは当り前。Fabulousは本当に凄いハーモニカで、他の追従をゆるさないほどのゆるぎない音色とクオリティーを誇っている。Pure Harpは贅沢に木材(ローズウッド)をコムとカバーに使い、究極のウッドトーン。これほどの物を作ったメーカーが次に目指したもの。それは「手軽な金額で買える、最大級のクオリティー」ということでしょう。物作りで本当に難しいのはココです。そして本来のスズキ社の思想もそこにあるのではないでしょうか。ただ、昔と違うのは「最高級モデルを完成させ、その設計と音色を熟知した後に作るスタンダードモデル」ということ。
そういう流れでスタンダードモデルを作る会社ってあまり無いかもしれない。定番の普及モデルがまずあって、高級ラインは変化してゆく、というのがよくある流れの気がします。スズキさんの場合、逆なんですよね。探究心ゆえに普及モデルが変化してゆく(笑)
ここ数年の10ホールダイアトニックの「攻めの姿勢」(Pure Harpくらいから?)の一つの到達点がこの「OLIVE」考えてます。

長い長い年月をかけて、SUZUKIがや〜〜っと辿り着いた「Manji」と「OLIVE」。これが永続的に続くスタンダードモデルとなってゆくことでしょう。でも海外では結構な値段するんですけどね。。。日本で買えるのは本当に、すごーくお得なことなんですよ〜。

「OLIVE」のことは何回かに分けてじっくり紹介したい。まずはコンセプトや生まれた背景を知っていただきたいと思い、今回はこんな感じの記事にしてみました。

次回はその魅力的な音色にせまります!!!

3月24日(土)にお茶の水「谷口楽器」にて、OLIVE発売イベントやります!!!15時くらいから〜〜

2012/2/5 日曜日

第5回 発表会、滞りなく無事終了!

Filed under: Daily — koei @ 15:50:16

第5回発表会、おかげさまで無事とても良い感じに終了することが出来ました!

出演者のみなさま、お疲れさまでした。みんなとっても良い演奏でした!それぞれが、それぞれの形で楽しんでもらえたようで本当に嬉しいです。こういうものは「楽しんだもん勝ち」ですからね♪♪

ご来場いただいたみなさま、有難うございました。今回はちょうど席が埋まるくらいの人数でバッチリでしたー。お客さんが沢山来てくれるのは有難いけど、やはり立ち見が沢山出てしまうのは、ちょっと申し訳ない気がするので、今回の客入り具合はベストでしょう。

発表会は楽しい♪♪

あたらめてそう思いましたね。単に「日頃の練習の成果を披露する」というものだけではない、なんだかわからないけど、とっても平和で素敵な空気が会場に充満してるのがわかる。一度にいろんな人と会えるのも、こういうイベントならでは。

でも実のことを言うと、この時だけ「ギターリスト」になれるのが、もの凄〜く楽しかったりする(笑)。次回の発表会までに違うエレキギターを買いたいと企み中(笑)次回は3月31日(土)に中目黒・楽屋にて行います!

2012/2/3 金曜日

2月4日発表会開催♪♪

Filed under: ライブ情報 — koei @ 10:57:30

2月4日に大久保駅近くの「Dolce Vita」というライブハウスで教室の発表会ライブを行ないます〜。無料でどなたでも入場出来ますので、興味のある方は遊びに来て下さい(お店の規定により、お一人最低1ドリンクのご注文をお願いします)。生徒さんのバックは光栄バンド!!(僕もギターで参加♪)。そして最後(3部)は光栄バンドで投げ銭ライブ!!
ただし、大変な混雑が予想されます。立ち見になってしまう方も多いとは思いますが、どうぞご了承下さい。襟を正した「お稽古事の発表会」という感じではなく、ギュウギュウのライブハウスでライブをする!という臨場感を生徒さんに味わってもらいたいと思っております。ですから遊びに来られる方もハーモニカ教室の発表会を見に行く、というよりも「ライブに行く」という感覚で来た方がしっくりくるかと思います。よろしくお願いします。

大久保 Dolce Vita

12:30開場 13:00開演 入場無料

新宿区北新宿1-12-11エトワールビル北新宿B1
(大久保駅より徒歩3分、新宿駅より徒歩15分)
電話:03-3364-1530

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