2009/9/29 火曜日

<訃報> ハーモニカ奏者 Charlie Leightonさん永眠

Filed under: Daily — koei @ 3:32:30

Tootsと並び最も古くからジャズを演奏してきた名ハーモニカプレイヤー・Charlie Leighton(チャーリーレイトン)さんが亡くなりました。享年88歳。

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去年の世界一周の旅の最終目的地はNYのチャーリーさんの家でした。毎週火曜日の行われている「Charlie’s Tuesday Session」ここへ潜入することが僕の旅のクライマックスだったのです。僕が行く数ヶ月前から体調は崩し気味だったようで、行ってベルを鳴らしても誰も出てこない日も多いから、もしかしたら入れないかもしれないけど、とのことでしたが、僕がNYへ訪れていた間に奇跡的に2週連続して入ることが出来たのです。

Charlie’s Tuesday Session

NYハーモニカシーンの一番ディープな部分と言って良いでしょう。顔なじみの人が連れて行く以外は絶対に入ることは出来ない場所。あのウィリアム・ギャリソンは30年近くもこのTuesday Sessionに通っていたとのこと。ウィリアムが一番影響を受けたプレイヤーはチャーリーなのです。彼からハーモニカの全てを学んだと言ってました。まさに育ての親ですね。でもあんな音はいまだに出せないんだよ…とも。

僕が訪れてから、ほどなくして養老院に入ったとの連絡を以前受けました。あ〜、あのセッションはもう無くなってしまったんだ…。 でも養老院でもたまにハーモニカ吹いてるらしいという話も聞いて、嬉しくなったものです。

いただいた2枚のCDは僕の宝物。Tootsとも違う、とっても甘く美しいサウンド。確かにこの音色は他に聴いたことが無い。夢見心地に揺らめく極上のビブラート。僕はビブラートフェチ(?)なので、トゥーツとスティービーのビブラートはある程度解明してますが、チャーリーのだけはどうやったら出るのかわかりません。

チャーリーさんが亡くなってしまい本当に悲しいです。またあの場所で一緒に吹きたかったな。でも同時に出会えた幸せをものすごく感じています。 Randy WeinsteinとWilliam Galison と出会えたのはチャーリーのおかげ。きっと僕がTuesday Sessionの最後の新規参入者だったのではないでしょうか。1つ屋根の下4人で楽しくハーモニカを吹いた日を一生忘れることは無いでしょう。バックのカラオケが違う曲になってるのに何度も「Satin Doll」を吹き出すチャーリーが忘れられません(笑)この曲を今後しばらくライブで演奏しようと思います。

ずっとソファーに横たわってるんだけど、ハーモニカを渡されると…

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平然と吹き出すチャーリー(笑)

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「小僧、ハーモニカはこうやって吹くんだぜ!」と言ってるような眼差し♪

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Randy Weinsteinと

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William Galisonと

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おいらも一緒に

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若かりし日のチャーリー(後ろの右側)

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幸せな時間をありがとうチャーリー。次の世代に繋げます。

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