2008/4/30 水曜日

5月2日(金)日暮里「Bar PORTO」小畑和彦さんとDUOライブ♪

Filed under: ライブ情報 — koei @ 15:46:18

5月2日(金)日暮里「Bar PORTO」にて、小畑和彦さん(Gt)とDUOライブをやります♪

是非遊びに来て下さいー!

小畑さんとのデュオライブは今回で3回目。すっかり息も合ってきました。まさに「ライブ!」って感じで、二人でやりたい放題。スリリングかつ、キュンとするライブです♪おかげさまで小畑さんのギャグにも慣れてきました(笑)

ジャズ&ブラジルをメインにやりますよ〜〜 トゥーツの曲もやろっと。「Old Friend」やろっと♪

荒川区東日暮里5-40-8

03-3891-6444

19:00open  Live19:45〜/21:00〜  ¥2500

「Bar PORTO」

そうそう、スズキのホームページでFabulousの広告が出るようになりましたね!6月7日に発売予定になったようです!「友引」だから、だそうです(笑)5/2のライブもFabulousで吹きまくりますから、興味ある方、聴きに来てくださいね♪

2008/4/29 火曜日

HAPPY BIRTHDAY!! Toots Thielemans!!

Filed under: Harmonica — koei @ 23:25:16

トゥーツのプレイについて少し書いてみたいと思います。とはいえ、実は僕はトゥーツのコピーって少ししかしてないんですね。ポイントだけ。ブルースハープや、スティービーワンダーは沢山「完コピ」しました。そうしていくうちに「コピーとは何か」に気付いたので、重要ポイントをコピーすれば、いろんなことが理解出来る、ということがわかってきたんですね。まぁトゥーツの完コピなんて沢山やっていたら、それだけで人生終わりそうだしね(笑)。

大雑把にザクっと乱暴にですが、年代別に検証してみましょう。

50年代〜60年代のプレイはかなりイケイケ。(ただ60年代あたりの音源ってそんなに持ってないので、ちょっと憶測ですが)

もう「どんだけ練習してるんだこの人」ってくらいに、溢れるバップフレーズ。先の先までのコード進行を見越したアドリブ。「ピッチ、鳴り」共にアゲアゲな音が基本。息のスピード速め&真っすぐ吹き込むブライトな音で鳴り響かせてます。ビブラートはこの頃すでに後々までやっているスタイルをあみ出していた模様。よく、ハーモニカは「味」だ、とすぐにそこに走る人も多い。でもトゥーツのように技巧の全てを超人レベルで極めた人が醸し出してゆく「味」とは次元が違うのだ!
アドリブのフレーズに関しては、いわゆる「バップフレーズ」が完全に土台になっているので、クロマチックハーモニカにおいてやりにくいフレーズも多く出てくる。それでもスウィングしているのはさすがとしか言いようがない・・・。ある意味、この時点ですでに完璧。速いパッセージでの粒立ちの良さ、歯切れ、ロングトーンでの伸びやかさ、その際の自然で滑らかなビブラートなどに注目♪やってみればわかりますが、並のプレイヤーは10年やっても、これの1つたりともこんなに美しくは出来ません!!

70年代〜80年代のプレイは様々な味を加え、アドリブにも新しい幅。

70年代以降は、録音環境も発達したという部分も影響を与えていると思うのですが、この頃からmp(メゾピアノ)〜p(ピアノ)にかけての小さめな音に対する表現の幅が広がっているように思えます。それにより得た、ハーモニカならではの「はかない音への表現」。はかない音はハーモニカにとって、他の楽器には代え難い深い魅力があるのです!ハーモニカはダイナミクス(強弱)が付けにくい楽器。やってみればわかりますが、並のプレイヤーはf〜mf〜mpあたりがいいとこ。mp〜pあたりで吹く人は逆にf〜ffが出せない。ちなみに聴いていて一番飽きるのはf〜mfくらいでずっと吹いてしまう人。実は結構多いと思う。トゥーツはこの時代、ff〜pあたりまでをフルに使っていた。ppは?それは次の時代に到来するのです♪

アドリブに関しては、「えっ?これってどうなってるの?」みたいのも飛び出す。もちろん各種スケール、代理コード的なもの、新たなハーモニーを加えたフレーズ等々を駆使している。しかしこれらを「クロマチックハーモニカ理論」で包んでいるのだ。これは僕が勝手につけた名称(笑)これは「たとえ外れていても、クロマチックハーモニカ的には滑らかに聴こえるから、これでいいんです!」という強引なもの(笑)他の楽器では楽に出来るフレーズでも、クロマチックではお手上げなことも多々。それよりも、出来るだけ自然で滑らかに繋がる音の組み合わせをチョイスしているのです。しかしこれこそが、他の楽器には出来ないクロマチックハーモニカならではの「味のあるフレーズ」とも言えるのではないでしょうか。まぁトゥーツのことだから、絶対確信犯ですけどね。

ピッチの微調整をしながら、それにまかなう音色変化と共に「ブライトなピッチが上がった音」から「ダーク、メローなちょっとピッチが下がった音」までを、それこそ重箱の隅をつつくかのごとくコントロールしています。成熟度、イマジネーション、体力と全てにおいて充実している時代ではないでしょうか。

90年代以降になってもトップランナーのその訳は?

トゥーツはず〜っとハーモニカ界のトップランナー。僕のなりに考えている「なぜなら」があります。それは、「その年代(年齢)ごとに無理をしない演奏をしている」ということ。90年代半ば以降はそれこそ「おじいちゃん」と言ってもいいでしょう。ハーモニカは吹き吸いで奏でる楽器。すなわち「呼吸そのもの」が「音楽」「メロディー」になるのです(まさに生命が宿っていますね、なんて夢のある楽器だ!)。30代と60代では、その呼吸も違うだろう。だから60代の人が30代の人と同じ呼吸は出来ないかもしれない。でも逆に30代の人は60代の人の呼吸は出来ない。これを音に置き換えてみよう。わかるよね?そして70代になればなおのこと。80代になれば、なおいっそう。つまり、トゥーツが無理せず、素直に吹いている限り、ずっと誰も追いつけないのだ。。。

若い時のトゥーツは息を比較的速いスピードで吹いていた。そこから、だんだん、ゆっくりになっていった。ハーモニカはね、息のスピードを上げると明るい音がして、ゆっくりにすると柔らかい音がするの。もちろん、それと同時に口の中の形、空気の角度など、様々な要因とバランスで音色は変化するのですが。呼吸においては年齢的なものも当然影響しているでしょう。それがある意味、良い方向へ導いて(トゥーツだから出来たことです)、この時代から究極的な柔らかい音を表現出来るようになったと言っていいのではないでしょうか。80年代までのプレイは「かっこいいー」「うっとり〜」「セクシー」って感じるのが多いですが、なんとなく聴いていたら、ふと何かがこみ上げてきて「涙が出ていた」みたいのって90年代以降のプレイにかなりの確率でヒットする気がする。それはいわゆる「pp」の表現力と言えるのではないでしょうか。これもやってみればわかりますが、ppで表情を付けながら吹くことがどれだけ難しいか・・・。ずっと進化(深化)し続けてきたトゥーツ・・・。

う〜ん、ダメだ!全然しゃべり足りねぇ!(笑)でもキリが無いから今年の誕生日はこの辺で(笑)トゥーツのプレイ、音色に関してのコツなどもいろいろありますが、文章で表現するのはあまりに難しすぎる。本1冊くらい軽くかけますな(笑)ブログなんかでなく、そのうち本にしよっと(笑)だいたいブログの範疇を超えてるぞ、この長文(笑)。たぶん数人しか全部読まないのでは??(笑)

ハッピーバースディー!トゥーツシールマンス!

もしもあなたが存在していなかったら、僕は確実にここにはいなかった。
もしもあなたがこんなにもがんばっていなかったら、僕は確実にハーモニカへの情熱を無くしていたでしょう。
あなたがずっとハーモニカが大好きだったからこそ、僕も胸をはってハーモニカが大好きなまま、たった今を過ごせてます。
あなたの志を受け継ぎ、僕はハーモニカを新たな地平へ導きたい。

そしてあなたの成し遂げてきた偉業がなければ、僕の仕事の需要は確実にほんの僅かしかなかったでしょう(笑)
だから半分はあなたに食べさせてもらっているようなもんです(笑)
ってことは!ある意味、あんたはおいらの「父ちゃん」だよ!(笑)
父ちゃん!!まだまだ、もっともっと生きててくれ!!
だって、まだおいらは父ちゃんと一緒にハーモニカ吹いてないんだもの・・・

今、この時でさえ、トゥーツの音楽を聴きながら、独りで焼酎片手に、こんなにも満たされた時間を過ごしているさ。

その、何もかもに、感謝してます。

2008/4/24 木曜日

Toots Thielemans. You are my hero!!

Filed under: Harmonica — koei @ 13:43:53

僕が最初にトゥーツをコピーしたのはクインシージョーンズのアルバム「Q’S JOOK JOINT」の中の「At the end of the day(grace)」。1995年のアルバムだから、10数年前の曲&プレイですね。トゥーツのプレイを志す人にとっては、あまり取組まないような曲かもしれませんね。全然ジャズではない。この頃、僕はR&Bに狂っていて、このアルバムは愛聴盤でした。R&Bにハマッてからシンセサイザー(アナログシンセ)の音にものすごく興味を持って、この曲の音世界は僕の憧れの一つ!!もうゾクゾクするもの〜〜〜。シンプルなリズムパターンにシンセベースが縦横無尽に動いて、いろんなシンセ(パッド)で空間を埋めて、その中をハーモニカが自由きままに漂っている!こういうセンスの曲はなかなかハーモニカプレイヤーのアルバムではないんですよね。
「そうか!クロマチックでこんなふうに演奏出来れば、R&Bな曲でもこんなにハマるんだ!」と感じた瞬間でした。ブルースハープだとある一定のフォーマットでしかハマってくれない(個人的意見)。スティービーの音ならR&Bにハマるのはわかっていた。でもトゥーツの音にスティービーにはない「色気」を感じたのです。

この頃からですかね、トゥーツを掘り下げて聴いていったのは。だから案外遅いんですよ。

でもその後、具体的に何のアルバム、どの曲のプレイにハマったのかはちょっと覚えてないな〜〜。ちょこちょこ買い集め、聴いていったと思います。バリバリのジャズ好きでなくとも、心地良く聴きやすいアルバムをいくつか紹介しましょう。

「Man Bites Harmonica」

感想は「なんじゃこりゃ!すげぇ〜」(笑)完全にビバップ。音もバリバリに鳴りまくりー♪トゥーツといえば暖かい音色で、包み込まれるようなプレイ、というイメージが大きいですが、この頃のトゥーツは「ちょいワル」(笑)このアルバムはまだバランスを考慮して作っている印象ですが、他の50年代のアルバムなんかは聴くものを「なぎ倒していく」ような(笑)迫力と疾走感に溢れているのが多い。いいぞ!トゥーツ!もっとやれー!やっちまえー!って感じ(笑)

「I never told you」(Quincy Jones featuring Toots Thielemans)

これはクインシージョーンズのアルバムに参加した曲を集めたアルバム。やはりクインシーでのアルバムのトゥーツのプレイは本当に素晴らしいものが多い。それを寄せ集めたお得盤。クインシーのセクシーなサウンドとあいまって、トゥーツの音が本当に色っぽい!!!「ハーモニカってこんなにセクシーな音のする楽器なんだぁ」と感じさせてくれます。トゥーツはクインシーと出会ったことで、その才能の隅々までを開花したと考えています。もちろんクインシーをそんなに「とりこ」にさせたトゥーツが凄いことに変わりはありませんが。どんな楽器でも「要は使い方」ということをクインシーは教えてくれた気がします。勝手な想像では、クインシーとやるようになって、トゥーツのプレイスタイルは少しずつ変化したんじゃないかな。それまではどんな楽器でもやるようないわゆる「バップフレーズ」主体だった。ニュアンスはサックスとギターの表現方法、アーティキレーションを母体としていたと思う。そこから「ハーモニカにしか出来ない表現方法」をあみ出し、念頭においたプレイに変化していったように思うんですね。そうなったのはクインシーとつるむようになった70年代くらいからの気がするんです。

「Penthouse Serenade」

オーケストラをバックにいわゆる「イージーリスニング」的なアルバムなのでしょうが、僕はこういうのも大好きです。家で聴いてもピンとこなかったりしますが、旅行に行って、夜ホテルでこれを流したりするとなんともイイ感じなんですよ♪こういうのって音楽のあり方としてすごく大事だと思う。音楽がその日、その時、の瞬間を何色にも彩ってくれる。普通の思い出が、特別な思い出にもなりうる。そういう時の音楽って、「俺の魂を聴いてくれー」的な我の強いやつじゃなく(笑)、ほら、こんなんもイイ感じでしょ〜、的な押しの強いものじゃない方が良い時が多い。でも重要なのは、そういうアルバムのプレイは「めちゃくちゃ上手くないといけいない」のだ!トゥーツ以外のハーモニカプレイヤーでこのようなアルバムは他に知らない。イージーリスニング的なアルバムはありますよ。でもたいがいみんな演奏「へったっぴ」だもん。そんなの聴くに耐えません。

「Affinity」(Bill Evans)

ビルエヴァンス(ピアノ)のアルバムですが、実質トゥーツとのアルバムという感じですね。70年代の匂いがプンプンするサウンド!雰囲気が良いんですよ〜。どうしても音楽を聴いていると、どこか「お勉強」的な観点で聴いてしまうんですが、このアルバムはこの世界に引きずり込まれちゃって、ただただ鑑賞してしまう。雰囲気だけでもなんとも心地良く聴けますが、ジャズ度数は高いと思うので、まだあまりジャズを聴いたことがない人が聴くと「?」な気がしてしまう場合もあるかもしれない。やっていることはものすごいけど、あまり深く考えずに聴くのが良い聴き方だと思います。今だにきらめきを失わない名盤ですね。

「The Brasil Project Vol.1&2」

これも最高です♪ブラジル音楽好きにはドリームアルバムですが、そうでない人にも十分に楽しめるものでしょう。もう胸キュンのオンパレード♪楽しい時、泣きたい時、ボーっとしたい時、なんかいろんなシチュエーションで聴きたくなるアルバムなんですよね〜。これはもうコメントなし(笑)聴いてみて下さい。ただし、ブラジルの様々なボーカリストと一緒にやっている曲が多いので、純粋なインストアルバムではありません。

「Chez Toots」

ジャズをあまり聴いたことがない人、ほんわかとそしてキュンとする気持ち良いトゥーツのプレイを聴いてみたい人にオススメです。シャンソンとかのフランス音楽をプレイしてますが、そういう先入観も持たずに聴いた方がいいでしょう。普通にものすごく「素敵」な音楽です。トゥーツのハーモニカから、本当に沢山の「言葉(歌詞)」が聴こえてきますから!

「Toots Thielemans&Kenny Werner」

寝る時に最高です(笑)バラードアルバム。買った当初、いつも寝る時に聴いていましたが、絶対に途中で寝てしまう。だから全部を通してしっかり聴いたことがない(笑)憧れるスタイルの一つでもあります。いくつになったら、こんな感じのライブが出来るようになれるかなぁ〜。

まだまだ紹介したいアルバムはありますが、キリがないのでとりあえずこの辺で(笑)ジャズ主体で考えた時に素晴らしいアルバムとかもいろいろでしょうし、つきませんね〜。あっ、近年出した「The very best of toots thielemans」も粒揃いで初心者の方にも最適ですよー。

次はトゥーツのプレイについて書いてみようかなとも思っております。

2008/4/21 月曜日

Toots Thielemans. You are my rainbow!!

Filed under: Harmonica — koei @ 19:38:04

我らがトゥーツシールマンスの誕生日が近づいています(4月29日)。何かとお世話になっているmellowtoneさんのブログからの発案もあり、そのうちトゥーツのことを語りたいなと思っていたので、今がこの時!って感じで、いろいろ書きたいと思います。ただし!トゥーツのことを語り出すとそりゃ〜相当長くなるので(笑)、何回かに分けて書いてゆこうと思います。

まずは、トゥーツに対する僕の想いのたけからぶちまけたい(笑)ただし、極めて個人的な気持ち、考えなのでご了承を。

僕は飲んですごく酔っぱらってトゥーツの話をした時、絶対泣いてしまいます(笑)100%ね。もうイチコロさ。たぶん僕を殺すのは簡単だろう(笑)

最初で最後、本当に「夢」を見させてくれたハーモニカプレイヤーはトゥーツシールマンスだけです。。。それは、演奏が素晴らしくて夢見るような気持ちになる、というだけではありません。
いくつかの出会いやキッカケがあり、僕は24歳くらいからハーモニカ(ブルースハープ)で仕事をするようになりました。でも実際ブルースハープのことは良くわかっていても、音楽自体のことってあまりわかっていなかったと思う。なんせ譜面なんて全く理解していなかったし(笑)すべてハッタリ!!余談ですが、その当時、「ハッタリこそ我が人生」とばかり、譜面なんてわかりゃしないのに「初見OK」です、とか言って仕事を貰おうとしていた(笑)。大抵の仕事はアドリブプレイが主だから大丈夫だろうと。そしたら本当に初見での録音の仕事とかいくつか来てしまい、危険度数レッドゾーンの緊張感をしいられたことも幾度となく…(笑)若さとは恐ろしいものである。もちろん、それらの依頼先から二度と仕事が来なくなったのは言うまでもない(笑、そして遠い目)。

話がそれてしまった。そんな感じで「ハーモニカLOVE!!」で乗り切りながらやっていたんですが、20代も後半にさしかかった頃だったでしょうか。僕はふと考えてしまったんですね。なんか我に返ったようにハーモニカ奏者の現状を考えた時に「こうなりたい!」て憧れる人がいなかった。なんか「夢」が崩れ落ちていくような感覚と言うかハーモニカに夢を見出せなくなった。
ハーモニカなんかやっていて、この先に本当に夢はあるのか?本当に誇らしい仕事とか出来るのか?一人の男として、まっとうに稼いでいけるのか?もしかしていくらがんばってもしれてるんじゃないか?
ハーモニカなんかやってられねぇ〜と思って、違うことに熱を上げていた時期も実は沢山ありました(音楽ですけどね)。でもね、でもね、やっぱりハーモニカが好きなの♡一番好きなの♡ でもね、ハーモニカをやってゆくことでいろんなものが犠牲になってしまうかもしれないと思うと、やりきれなくて。。。どうすればいいんだろう…。何を目標にがんばればいいんだろう…。

「ハーモニカをやっていっても、その先には大した夢も無いのか・・・いや!トゥーツがいるじゃないか!!!」
「ハーモニカが好き。それは罪なのか・・・いや!トゥーツほどハーモニカが大好きな人はいないぞ!!!」

僕の極めて個人的意見ではハーモニカプレイヤーとしてトゥーツが唯一「成功」してる人と考えています。自分のスタイルを築き上げさらに変化もし続け、ずっと世界の音楽シーンのトップに君臨し、本当に沢山の人達に感動を与え、本当のビッグネーム達に愛され、歴史的な名盤に沢山参加し、そして相応なお金も稼いだ(と思う)。

こんな悩める時期「ハーモニカ好きでいいんだよ。そのかわりやるんならとことん上手くならないとダメだ。そしてとことん良い演奏が出来るようにならないとダメだ。だからしっかり勉強もしなければいけない。そしてこの非力で小さな可愛い楽器をとことん愛するんだ。そうすればいつか良いこともあるさ!」と言われた気がした(妄想です)。本格的にクロマチックハーモニカにのめり込んだ時期である。もちろん昔からトゥーツは聴いていた。でも正直よくわからなかった(笑)あまりに自分のしていることとかけ離れ過ぎているんで、無意識に蓋をしていた部分もあると思う。
ついでに言うと、「ハーモニカ吹いてて泣きたくなったなら泣けばいいんだ、ワシなんていつも泣いてるぞ」と教えてくれたのもトゥーツ(笑、当然勝手な思い込みです)。もっと妄想ワールド全開で言えば「カッコつけてハーモニカ吹く?チッチッチ(人差し指を横に振る(笑))、そんなのイカさないゼ!涙が溢れてくる時の音、それが頬を伝う時の音を知ってるか?ハーモニカと同じ音なんだぜ!極上のビブラートかけられるか?あれは泣く時とまったく同じ動作なんだぜ!」(笑)
今日もコウエイ君、言いたい放題である(笑)
でも、言っておきますがトゥーツの音は決して「悲しい音」ではない!自分のプレイでも心がけている部分ですが、悲しい音は出さない!ちょっぴり切ない音かもしれませんが(笑)「魂に触れる音」なのです!!

僕のハーモニカ人生、第二章の始まりであった。それはトゥーツのハーモニカプレイの大研究の始まりでもあった…。それは同時にブルースハーププレイヤーとしての自分を一度捨てなければならない決意でもあった…。

う〜ん、これじゃ当分終わりそうもないな(笑)トゥーツの誕生日までに終わらんぞ(笑)来年の誕生日まで続くんじゃないか(笑)まだまだ長生きしてもらわないと困ります!!

2008/4/13 日曜日

スズキ君とタナカ君。そこに天才はいない。ただいるのは…

Filed under: Harmonica — koei @ 12:05:09

10、11日と浜松のスズキさん家(スズキ楽器製作所)へ遊び(仕事?)に行ってきましたー☆

一応、今回の一番の目的は「カタログに載せる写真撮影」というもの。カタログに僕のコメントと写真を掲載予定というのは、先日聞きました。でも浜松のスタジオで撮影ってのも大袈裟な話だなぁ〜、またハーモニカ談義を熱く語り合いたくなっちゃったのかな(笑)と思い、望むところさと(笑)二つ返事で浜松へゴー!!

んで、行ってみてビックリしました!!なんと超合金スズキ君達(Fabulousシリーズ)のカタログのクロマチック部門に僕がユーザー代表として、デカデカと写真とコメントを掲載するんだってーー!!そのスズキさんの心意気にもうノックアウトでした(笑)だって、おいらそんな有名でもなければ、輝かしい経歴があるわけでもないっすよ〜。アルバムもまだ出していないような状況っすよ〜。未だに「今後に期待」の選手なのですよ(笑)スズキさん、あんた「男」だねぇ(笑)もちろん、それにより身の引き締まる思いであるし、今後しっかりがんばる所存でございます。
でも正直なところ「ラッキーー!!!イェイ!嬉しいなぁ〜〜おぅ!このハーモニカのことはおいらに任せとけ!!コイツを使って圧倒的に感動的な音とプレイをするさ!」って心情が本音です(笑)
ブルースハープ部門は「八木のぶおお父さん」の失神3秒くらい前の激シブなショットです♪楽しい絵本(カタログ)になりそうです(笑)作りも豪華ですよー。ちなみにブルースハープの方でも僕のコメントを載せます!

10日に社内でミニライブをしました。カラオケを使いオリジナルを数曲と、社員さん(鍵盤、ギタ−)との3人でのセッション、そしてスズキハーモニカの中枢であるハーモニカ開発部の人を交えてのセッション!ここの開発のやつらは本当にハモニカバカばかり(笑)完全に趣味が仕事だな。だからフツ〜に演奏が上手い!だって、検品、チェックで音出しをしていて、スキを見せるとスケール練習が始まってしまう連中なのだ(笑)「おい!練習してないで仕事しろ!」と怒られるらしい(笑)ライブではカントリーチューニングにさらにオーバーブロウも飛び出すプレイ!
「僕はスズキ楽器、「勝手に」営業部長です!」とMCでしゃべったら、後で色んな方から「営業よろしくお願いします」と(笑)おい!スズキ家の人々!ほのぼの過ぎるゾ(笑)
そして、スズキ家のボス(会長)もライブを聴いて下さった。「いや〜、良い音出すな〜、どこのハーモニカ使ってるんだ〜、エッ、うちのか!へ〜、うちのハーモニカ、良い音するんだな〜〜」って本気で言ってる。会長!天然過ぎるゾ(笑)
技術部の部長ともいろいろお話しをしました。一見ヤクザみたいな感じの、もっとわかりやすく言えばパチンコ屋に絶対いそうな、もっと言えばフィリピンパブに常時5〜6人はいそうな(笑)、まさに頑固一徹な職人さんで「Fabulousはとことんこだわって作ってますから、ボディーだけを作るのも1日1個が精一杯なんだぞ、だから月産10数台くらいしか出来ねぇ」と。「ブレンダンパワーも、あんたの技術は最高だって言ってくれるんだゼ!」と得意げ(笑)「ホーナーの人間にも、あれはどうやって作ってるんだって聞かれるけど、教えねぇんだ」とさらに得意げ(笑)「最近活躍してるメキシコ人だっけな?、え〜となんだっけな〜、なんとかリ…」「グレゴア・マレですか?」「そう!アイツも気に入ってくれてるんだゼ!」って全部間違ってるし、全然誰だかわかってねぇじゃん(笑)

余談ですが、開発の人はアメリカのハーモニカイベントでチャーリーマッコイに向かって「あなたもハーモニカ吹くんですか?」と聞いたらしい(笑)「うん、吹くよ」とチャーリーさん(笑)たまたま僕の生徒さんがその場にいて、そっと耳元で「あの人、チャーリーマッコイですよ」と教えあげて、固まっていたと(笑)、さらに余談ですが、ミスチルが出始めた頃、桜井さんがブルースハープを吹いていたようで、おっ!これは!てことでハープをプレゼントして、コメント貰ったはいいけど、その後、彼はほとんどハープを吹かなくなったり(笑)、ボーカルデュオの「コブクロ」がハーモニカを吹いていたようで、おっ!これは!てことで「カントリーチューニングのハーモニカってのがあって、こんなん使ったらどうですか!」と開発の人のデモ演奏付属で(笑)勝手に送ってみたけど何も連絡なかったんだよね〜と笑っていたり、スズキさん、いちいち面白過ぎだぞ(笑)。

11日は午前中撮影の後はずっとハモニカ談義で夜はカレー屋を貸し切っての社員さん(10バンドくらい)のライブパーティー!!もちろんおいらも乱入!!20歳くらい〜とっつぁんまで数十人入り乱れて大盛りあがり♪みんな音楽大好き!いろんな楽器を演奏し、歌い、そして笑顔♪なんか感動した。。。何でもこの会社は「音楽がどれだけ好きか」が入社の採用基準だとか(笑)

こんな天然&ほのぼの君ばかりな人間味溢れる、そしてひたむきにがんばるハーモニカメーカーが日本にあるというだけで、僕は嬉しい。そんなやつらが作るハーモニカをスティービーワンダーが噂を聞いてかけつけ、気に入って使い始めている(ブラックミュージック・リビューという雑誌(4月号)にスティービーがFabulousを持っている写真が掲載されてますよ!)。そして現在間違いなく一番注目を浴びてるグレゴア・マレもスズキ。以前からブログでも何度も言ってますが、これから世界のハーモニカシーンはスズキが突き動かすでしょう。そして、その原動力は「好き好きパワー♡」音楽、そして楽器は人間が作るものであり、人間にとって一番パワーが出るのは「好き」という感情なのだ。そこは「バカ」である程、好ましい。

そんな楽しい二日間でした♪Fabulous、本体にもカタログにも相当お金を賭けている。そしてケースにもお金がかかりそうだと。でも、沢山すぐに作れないから、いっぱい注文が来過ぎても実際は困るんだけどね、と(笑)

今回、面白いハーモニカや、試作の試作段階のクロマチックボディーなどいくつか「くすねて」きました(笑)ライブで使ってみるもんねーー。まだまだスズキは進化し続けてます♪

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