2008/3/30 日曜日

光栄君ハモニカ乱入劇場〜深町純編〜

Filed under: Daily — koei @ 19:57:11

昨日(3/28)、中目黒にあるFJ’sというお店にピアノの深町純さんのソロライブに遊びに行きました。ここは深町さんがオーナーとして経営しているお店。いくつかの出会いがあり、前回の光栄バンドのライブに深町さんの奥さんが来てくれて、深町さんとは是非お会いしてみたいので、今度お店に遊びに行きますと約束をしていたのです。店内入ってみると、雰囲気など一発で気に入りましたね。とても「音楽」を感じる空間だった。ここで僕もライブしたいな〜と思いました。

深町さんと言えば「深町純&ニューヨーク・オールスターズ」が有名ですよね〜!!
ランディーブレッカー(tp)、マイケルブレッカー(ts)、デビットサンボーン(as)、リチャードティー(key)、スティーブガッド(ds)etc…。とんでもない連中を引き連れてアルバムやライブを行っていた人です。

深町さんとは初対面。挨拶をした際「話は聞いていますよ、前回の君のライブ、彼女(奥さん)は楽しめたと言ってました」と。なんとものっけから試されてるような言い回し(笑)でもそういう人結構好き♪

☆今日ハーモニカ持ってる?
★もちろんです!
☆あとでちょっと吹いてみる?
★ハイ!是非!
☆今日のライブは全部即興なんだけど大丈夫?
★大丈夫です!

乱入決定である(笑)そしてこのやりとりだけが今回唯一のリハ(笑)こういうの好き♪

1部が始まる。全て即興で弾いていた。と言っても抽象的な音楽ではなく、基本的にはメロディアスで、途中途中で湯水のごとく溢れるイマジネーションで様々に展開してゆく感じで、まさにその場で「作曲&アレンジ+α」をしているといった印象。聴いてすぐに「あ〜この人とは、全く問題なく噛み合うだろうな」と感じました。1部終了時に僕を指差し「今日はハーモニカ奏者の若者が遊びに来てくれているので、後で吹いてもらおうと思います」と。おのずと客席からは拍手と共に期待の眼差し(笑)うん、今この場の全ての人から試されてるゾ(笑)こういうのワクワクしてしょうがない☆
僕の乱入哲学。それは「乱入するからには普通の拍手がくる」ようではダメなのです。大喝采でないと(笑)それでこそ乱入の意味があるってもん。
もちろんダメなプレイだと間違いなくしらける。ヘタなことしたらライブ自体を台無しにしかねません。でも何故か不安全く無し〜〜♪叩き上げですからおいら!(笑)

2部始まって1曲終わったらいきなり「田中君です」と紹介され、Fabulous(超合金スズキ君)と芋焼酎を持って(笑)ピアノの横へ。もちろん何の打ち合わせもなく、おもむろに弾き始めたピアノに合わせ、あとは感じるままに〜。深町即興マナーにしたがい、まずは歌うようなメロディー的なアプローチ、そしてどんどんアドリブ展開。時にメロウに、時にブルージーに、そしてピアノとのコールアンドレスポンス。深町さんのピアノプレイ、ものすごく吹きやすかった!!なんせメローでソウルフルなのだ!僕のスタイルと極めてフツ〜に合致。最初の1音からお互い同じ方向、景色を見ていたように思う。あ〜幸せな時間だ♪会場も盛り上がってる〜〜 イェイ!

終えてから深町さん「不思議だよねえ。何にも決めてないで、こうやって演奏できちゃうっていうのが」と。そして「彼はいずれここ(このお店)でやってくれると思います」と。
オーディション合格である(笑)。

後から聞いた話だと、たまに飛び入りもあるけど、気に入らないとすぐに演奏を止めちゃうらしい。良い悪いが非常にハッキリしていて人を褒めることもほとんどないとのこと。僕はそういう人好きだし、信頼出来る。もちろん尊敬出来る人という前提でね。沢山の褒め言葉なんかもらうよりも、次のことを考えてくれることの方がどれだけ建設的で有難いことか。「ここでライブをやってくれ」それが全てです。このお店はおよそ現在の日本のライブシステムからかけ離れた完全ミュージシャン優遇スタイル。だから毎日ライブを入れるつもりはないらしい。だってそんなん毎日してたら経営上ヤバイものね(笑)出演者は深町さんとの個人的なつながりの人のみ。今回みたいのは極めて稀なパターン。

ところで深町さん、非常にこだわりというか、哲学と信念を持っている方で何でもとことん突き詰める。ヘタに深い会話をし出すとヤケドするタイプです(笑)。オーラを感じました。その辺の若い人よりもよっぽどエネルギッシュです。色んなお話しもしましたが楽しい時間でした。今後も何かとお付き合いしてゆきたいものですし、また共演の機会があるといいな(きっとあるでしょう)。沢山のものを盗んでやろうと思ってます(笑)

深町さんのプレイについてももっとふれたいとこですが、僕がこのような方のプレイを語るのはおこがましいので、是非一度ライブに行ってみて下さい。エネルギーのある絵画を見た後の「あの感じ」とすごく近いものを感じましたよ☆

余談ですが、ライブ後いろんな方が声をかけてくれましたが、その中の一人(若い人でした)が、なんとクロマチックハーモニカを少しやっているらしく、僕の教本を持っていると!クロマチックは広まりつつあるのだ!!しかし奇遇だよね〜。

追伸

ライブに来ていた方(常連さん)のブログにこの日の事が書いてあったので、リンクします
ソウル・サーチン。ソウル好きな僕としては非常に興味のある題名だー!

2008/3/20 木曜日

☆世界一のハーモニカ宣言☆

Filed under: Harmonica — koei @ 12:55:40

なぜこんなにも僕が今「スズキハーモニカ」に注目してるか!!

スズキはプロが使うようなハーモニカメーカーとしては、後発のメーカーです。僕だってあまり注目していなかった。楽器屋事情においても普通に売れるホーナーやトンボを置いているスペースをさいてまで、スズキを置くメリットをあまり感じていないようなので、楽器屋にも置いてないところが多い。そこで出したスズキの回答。

「世界一のハーモニカを作る!!」

品質勝負、音勝負、心意気勝負(?)に出たのだ!!「made in Japan」で世界一を!!

今、スズキは非常に自信を持ってハーモニカ作りに挑んでいる。工場を見学しましたが、奥の方に何やらまだ新しそうなデッカイ機械が…。まるで戦車のような、はたまたこれに乗ったら宇宙まで飛んでいけそうな(笑)ヤツがあったんですね。「これは何ですか?」と尋ねつつ、ふと見てみると、デッカイ機械の中央にちっちゃ〜なリードプレートが(笑)。リードプレートにリードの穴をくり抜く機械だったのです。何百トン(だったけかな?)という圧をかけてくり抜くらしい。この圧が高いほど正確、精密にくり抜けるらしく、それは品質の高さに直接つながるとのこと。最近導入した機械らしい。機械自体も進行形でどんどんアップデートしているのだ。(ちなみにFabulousは、それすら使わず全てハンドメイドで作るとのこと)

様々な試作品も試奏しましたが、非常に興味深いものも多々。全てトライ&エラーでハーモニカ設計のノウハウを独自に見つけ出して、新たなステージに持ち上げようとしているようだ。まぁエラーは相当多いようだが(笑)何かを参考に作るのではなく、膨大なエラーの上で作り上げるところに心意気を感じますよ〜。スティービー以上にスティービーの音が出るハーモニカもあった(笑)またはクラリネットみたいな音のするハーモニカまで!(でもこれは実用的じゃないほど吹きづらくエラーだった(笑))

クロマチックを試奏していたんですね、そしたらその音を聴いただけで僕のこだわりの深さまでビシっと見抜きましたよ。今までそのコアな部分までをつついてきた人はいなかったです。さすが、世界の一流プレイヤーの音を間近で聴いてきてるから耳が違う。実際僕はアホなくらい音色にこだわっています。お互いディープなところにイッテいるハーモニカバカ同士だから分かり合えるのだ(笑)しかも開発、営業など主要メンバーがおいらと同世代!新しいことにも貪欲に積極的にチャレンジ出来る若い世代!

世界的にみて、確かにセールス面では伝統あるホーナーを抜くのはかなり至難の業でしょう。でもスズキは世界一の素晴らしいハーモニカを作る会社になると僕は確信しています!!

僕はホーナーをいつも多少の改造をして使っていました。ここをこうすればホーナーは超える、というポイントもスズキとのやり取りの中で見出しつつあります。他社がどうしても超えられなかったホーナーの「リード」。でもやっと上をゆくものが出来そうです。開発連中の知識たるや、ものすごい次元までイッテますよ。機材、人材申し分なし。

そして会長がまた熱いのだ!!
初対面の時、握手をしながらいきなり「世界一のハーモニカ作りますから、ご協力お願いします」と(笑)ぶっ飛んでるね〜(笑)

鈴木楽器は今までメロディオン(鍵盤ハーモニカ)を始め、教育楽器を中心に沢山作ってきた。子供達に沢山「夢」を与えてきたわけだ。でも会長は本当はハーモニカが一番好きらしい。だいぶ御高齢になられている。今一度、最初に着手した楽器で、大好きなハーモニカに全てを賭けてみたいとお考えのようだ。それは残りの人生で(失礼)会長自身が「夢」を見たいということなのだと思う。社員には「開発費、製作費度外視で構わない、最高のハーモニカを作ってくれ!」と。そして会長、「早く頼む!」と付け加えてるらしい(笑)結果、現状全く採算取れてない(笑)

品質はトップになると確信してる。日本に工場、クラフトマンがいるからアフターケアも万全。マインド部分でもすごく共感出来る。そりゃ〜使いたいと思うわ。
ただスズキはちょっと営業がヘタなだけ(笑)

おいら・・・「楽器屋に置いてくれてないのに、Fabulousをどこで売るんですか?」
スズキ君・・「……そ〜なんですよ、そこなんですよね〜。はっはっは〜…」

大丈夫か、おい(笑)

スズキとはファミリー的な感覚。だからグレゴア・マレも親近感。そんな中、スティービー・ワンダーも乱入(笑)嬉しすぎ♪この輪は今後さらに広がるでしょう。
スズキさんよ!世界のハーモニカシーンを引っ掻き回して風穴を開けるのだ!そうすれば他メーカーもあせってより良いものを作り出すでしょう。スズキはその台風の目になりますよー。とことん一緒に行こうぜ!

2008/3/14 金曜日

超合金スズキ君、名称決定!!

Filed under: Harmonica — koei @ 0:00:20

スズキハーモニカが社運を賭けて(?)発売する金属(真鍮)ボディー・クロマチックハーモニカの正式名称はーーー!!!

「Fabulous」(ファビュラス)です!!!!

だから「Fabulous48」「Fabulous64」というモデル名ですね。

(余談ですが、会社の人も「超合金スズキ君なんですが〜」とずっと言ってたんですよ(笑)、しかも、まだ当分「超合金スズキ君」でもいいかなとも思うなんて言ってる始末。穏やかな会社です(笑))

12穴であるFabulous48は4月後半の発売予定らしいです。でもあくまで「予定」なので、もしそれより遅れてるようであれば「あっ、スズキ君、こだわり過ぎちゃってちょっと延びてるな」と思ってあげて下さい(笑)。なんせ、こだわりようはハンパじゃありませんから!音の粘りを増して、耐久性も増して、というようなリードを設計するべく、試しては却下してを繰り返してる(笑)そして、そのうちどれが一番良いのか、わけがわからなくなる、というのがパターンらしい(笑)クロマチック、ブルースハープ共に、試作段階の様々な設計のリードをいろいろ試させてもらったことありますが、確かにどれが正解かわからなかった(笑)

例えばブルースハープ。
ハードな設計のを試したんですね。そしたら「あっ、これならキム・ウィルソンに対抗出来るかも」って思ったもの(笑)市販のハープでは対抗機種が見つからないほどハードにドライブするサウンド!! もちろん生音ね。かなり近所迷惑な極悪サウンド(笑)うわ〜、人に内緒でこれ使いたい!(笑)(リードを見たら、今まで見た事ないような設計だったー)

そしてライト設計のを試すと、ハード設計よりは押しは弱いものの、少量の息でもしっかり食い付いてくれるので、非常に表情豊かな演奏がしやすい。ご近所さんからは「ハーモニカ、お上手なんですね〜」と喜ばれるサウンド(笑)

う〜ん、悩ましい…… どちらも欲しい……

アメリカのプロのプレイヤーは一般的な市販品でなく、カスタマイズされたものを使用してる人が多いとのこと。世界にはそういうカスタマイズをするメーカー(というか個人かな)がありますが、日本は皆無ですよね。そして世界のハーモニカ・カスタマイズ・ガレージメーカーがスズキの部品を使いたがってるらしい。品質の高さから。でもスズキさん、首を横に振る!当ったり前じゃん!今スズキはカスタマイズメーカーに真っ向勝負出来る楽器を作ろうとしているのだ!

「Fabulous48」(ストレート配列)が先に発売されて、その後に「Fabulous64」(クロス配列)が発売される模様。先日試したリードは粘りがあって、ものすごく良い感じだったので、仕上がりは期待大。もう少ししたら最終段階のリードが送られてくるので、もちろん試奏レポしますー。すっごい楽しみ☆

次回は、なぜ僕がこんなにスズキに注目しているのか?内部事情的なことや、志の部分を暴露(?)しちゃおうかと思います!

2008/3/11 火曜日

オーバー・ザ・パラダイス♪♪

Filed under: Daily — koei @ 19:58:31

ハーモニカネタでなく申し訳ないっす。ただの個人的な日記っす。でも書かずにはいられなかったっす。

昨日、普段から仲良くさせてもらっている養護学校の卒業式に参加してきました。

ある日、とある先生がたまたま僕のライブに迷い込んできて(笑)それからいくつかの縁があり、去年にこの学校の「芸術鑑賞会」で光栄バンドを招いていただきライブをしました。その学校に通う子とメールをするようにもなり「a-light-of-life」が生まれました。その子もこの日卒業(祝)。

僕は学校はあまり好きではない。だから学校でライブをしてほしいと言われた時にかなりためらいました。一度音楽の授業を見学に来てほしいとのことで勇気を出して登校(?)した。校門の前まで来てやっぱり帰ろうかなと思ったりしたのですが(笑)でも気合いを入れて踏み込んでみたら、僕の知らない「世界」がそこにありました。パラダイスじゃん!!最後はみんなで手をつないで一緒に歌を歌ったもんね(笑)ここおいら好きかも。なんせみんな自由人なのだ!フリースタイル♪いろんなところから「シャウト」が聞こえてくる。「やけにジェームスブラウンが多いとこだなぁ」と(笑)音楽の原点は「シャウト」さ!人は生まれてきた時にまずシャウトするのだ。芸術鑑賞会でのライブも大成功♪最後はまるでアフリカのお祭りのようだったもの(笑)このライブの前と後では、僕の中の音楽は確実に変化した。

厳粛かつ、フリーダムに満ちた卒業式。みんなで歌う「翼をください」は完全にゴスペルだった!感性のみで突っ走るファンキーな指揮者!!サビではバックビートでみんな手拍子。思わず指揮者盛り上がって体ぐわんぐわん!!クインシージョーンズかと思った(笑)会場には常時何人ものジェームスブラウンがいる(笑)他の人とはちっとも混じらない「抜け」の良い歌声の子がいる。おっ、チャカカーンか(笑)「a-light-of-life」の子が奏でた鉄琴はミニーリパートンの歌声のようだった♪時折聴こえるアヴァンギャルドなオートハープは宇宙だった。サン・ラか(笑)。なんだ、すごいメンバーだな(笑)こんなにソウルフルでグレイトな演奏を天使の眼差しで奏でられたら、そりゃ〜かなわないっすよー。魂に触れて感涙。みんなで上手に手話を交えながら歌う曲もあった。そんなにツボをつつくなよ…

良い音楽を聴いた時に感じる感動と同じものを、彼らを見ているだけで感じるんだよね。奴ら自身が音楽そのものなんだね。そして奴らは音楽が大好き♪同時に音楽を必要としてる人達。こちらがハーモニカを吹けば、すぐに手拍子とジャンプが始まる。彼らの前で演奏する時、僕のハーモニカ君は笑顔だ♪

とかく、感動はテレビなどの中で得ているかもしれない日常。でも「感動」はやはり「体感」するものだね。たった今、目の前で起こっていることに感じて心が動くような場にいたいものだ。
願わくば、僕の音楽もそうありたい。

さて、次回はついに「超合金スズキ君」の正式名称などなどを発表します!スズキ家の人々は超合金12穴、最終段階で必死こいてる模様(笑)。こだわり過ぎて、何が正解か分からなくなってるんじゃないかな(笑)

また「超合金(ブルース)ハープ君」の試作品が届いた〜♪今度試奏レポートしますね。スズキハーモニカ「勝手に営業部長」ですな(笑)

2008/3/8 土曜日

録音話とクロマチックとブルースハープの使いわけ

Filed under: Harmonica — koei @ 2:07:00

昼に電話があり「突然ですが、1時間後にエイベックスに来てほしいー」。えっ!そんな急に言われても!でも、しっかりスケジュールが空いているおいら(笑)どういうものかわからないので、クロマチックとブルースハープと両方持って来て下さいとのこと。
「東方神起」という男性グループの録音でした。コンサートの最後にエンドロール的に流す曲らしい。彼らの曲のインストバージョ ンを作るとのこと。曲は情感たっぷりのソウルフルなバラード♪当然クロマチック(迷うことなく超合金スズキ君でキマリ☆)。メロディーを 感じさせるフレーズを吹いて、基本的にアドリブで結構ということでしたが、元の歌を聴いていたら、そのボーカルの感情の込め方に非常に好感 を持ってしまい、しっかりメロディーを吹きたいと思った。アドリブも入れて盛り上がっていますが、基本はボーカリストの歌に忠実に、完全に ハーモニカでメロディーを「歌い上げ」ました♪

これがね、僕が作るバラード曲に非常に近く、ボーカルの表情の付け方なども自分のプレイに近いものを感じたの。思わず 「あっ、僕こういうのすごく得意です♪」と(笑)とても気に入った演奏が出来ました!がっつり感情込めちゃったもんね〜。最近追求している「シン ギング・ハーモニカ・スタイル」がこんなところで繋がったかー!と奇遇な巡り合わせ。そんなこんなで「泣き」のハーモニカがとても好評で(笑)是非コンサートに遊びに来てほしいとのこと♪イェイ!もちろん!!東方神起のコンサートに行く方いましたら、最後までよく聴いて下さいねー。

先日「松本道香」という女性ボーカリストの曲で録音しました。ちょっと切ない感じのメローなR&Bテイストの曲。弱さの中にも強さを秘めた 女性の歌(詞)でした。これはクロマチックの指定。もちろん超合金スズキ君。こちらも気に入った演奏が出来ましたよー。こちらは「切なさ」がありつつもエ ンディングのハーモニカソロは「前向き」に歌い上げるアプローチの演奏かな♪

来週に「ハロ!プロ」の「Buono!」という女の子グループの録音予定もありますが、今度は「元気過ぎてどうにかなってし まいそう」な(笑)パンキッシュな高速リズムの曲!音源を聴いてクロマチックかブルースハープか案を下さいってことでしたが、これは絶対ブルースハープだわ〜。しかもテクニカルに流暢に吹いてもたぶん面白くないと思う。ハイパーにメチャ吹きすることになるんじゃないかな。全然プロっぽくないプロフェッショ ナルな演奏だね(笑)間奏をハーモニカと声のかけあいみたいにする予定らしいので、おいらも15歳になったつもりでがんばるぞー(笑)

このように曲調や、どのようなアプローチのハーモニカが、その曲に最善かを考えてクロマチックとブルースハープを使い分けています。

この二つは同じ「ハーモニカ」という楽器だけど、その中身はかなり異なる。どちらかが出来れば、どちらかも出来るか?答えは残念ながら「NO」で す。簡単な曲なら出来ますが…。では、どうすれば両立出来るか?僕の場合は、どちらかを吹く時は、どちらかの事(吹き方、音配列、方法論)は一切忘れてい ます。頭の中は完全に入れ替わっている。

分かりやすい例があります。
クロマチックでは、譜面を見ながら極端に難しくなければ初見でもある程度吹けます。アドリブならば、どんな曲でもコードが書いてあれば、それに似合ったア ドリブはその場で出来る。でもブルースハープでは今だに譜面を見て全く吹けないのだ(笑)我ながら痛快だね(笑)その位、演奏する時の思考回路が違う。

ブルースハープの不器用さは、時に曲に最高の「味」というフィールを与えてくれる。クロマチックはストレートにメロディーを「歌う」ことが出来るし、アド リブの幅は当然広い。結局どちらも魅力的なんだよね〜。これらの使い分けについては、興味のある方もいると思うので、また書きますね。

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